今の日本から見ると、摩訶不思議で、面白くて、興味深い国、ベトナム。
MADAMが垣間見たベトナムのその一面を、画像と共にお伝えいたします。


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 ● No.125  ベトナム交通戦争  2006年10月ホーチミン

 行く度に驚かされるのが交通事情。車も多くなってきたけれど、 バイクの増加はそれをしのぐ。
 以前は自転車が多かったのに、それが次第にバイクに変わっていき、 それも以前のおんぼろバイクとは違い、近頃はほとんどが
ピカピカのバイクになってきた。 ラッシュ時ともなれば道路を全てバイクが埋め尽くす。
   大都会のホーチミンではとても出来ないけれど、ハノイでは以前自転車を借りて乗っていたのに、 今ではその多さと、新しくなるにつれスピードも速くなったバイクが怖くてとても乗れたものではない。 そんな
庶民の生活の足の変化にもベトナムの急速な経済発展を まざまざと見せ付けられる。

 比例して
交通事故も急増。 日本の2/3の人口に対し、交通事故死は倍以上、今年は2万人を超す勢いで、ほとんどがバイクによる事故。  いまやベトナム戦争以上、アジア最悪と言われる事態なのだそう。
 ようやく国際的にも一流国家として認められだしたベトナム。テロや犯罪も少なく、政治的にも安定し、 海外取引や海外からの観光客も増大する今、この交通事故の問題は
国際的にもデメリットになると関係機関も乗り出し、 交通事故減少へとあの手この手の策を打ち出し始めた。

 まず違反者への罰則強化や罰金の引き上げ、高校生のバイク通学禁止( ハノイ市)、ヘルメット着用キャンペーン、全国一斉取締りなど。
 がヘルメットは暑いし格好悪いと非着用、無免許・飲酒運転も多く、運転マナーは最悪。 それに加えインフラ整備の遅れ等は一向に改善されそうも無い。ハノイの街中に信号機が設置され始めたのもほんのこの
頃。 そして免許取得も違反も袖の下が通用する警官の取締りの甘さ。

 又去年から国際協力機構が安全対策を支援する人材育成のプロジェクトを実施しているそうだが、
急激な経済発展に伴う交通事情に庶民の意識は伴わず 、今のところは効果もあまり感じられないようで。

 「何とかなるさ、心配ない」で何でも解決してしまう御気楽なベトナムの人達だけれど、 これ以上交通事故者が増えれば、「どうにもならない」と言う事もわかってくることだろうが、 さてそれまでにどれくらいの時間がかかることだろう?どれくらいの犠牲者が出ることだろう?

 経済発展と共に
国民の意識やマナーも向上して欲しいものだけど。
ベトナム雑貨交通戦争
  全方向から進入してくる交差点。信号機も役に立たない。

 ● No.124  結婚式事情  2006年10月ハノイ

ベトナム雑貨結婚式事情


ベトナム雑貨結婚式事情a
 日本でも結婚式事情は随分様変わり。個性的な企画の式が多くなりましたし、 和装の花嫁姿も、又参列者の着物姿も随分と少なく なりましたね。

 経済発展著しいベトナムでも庶民の経済状態が良くなるに連れ、欧米や先進国へのあこがれからか、 もしくはみえっぱりと言われる国民性からか、
結婚式事情も急速に変化しています。

 ほんの数年前までは新郎新婦共にアオザイの民族衣装で、
参列者の女性のほとんどがアオザイ。 男性でも民族衣装の方達がたくさん列席してました。
 ちょうど数年前に遭遇したのは、結婚式後、 飾り立てたハイヤーシクロで披露宴会場へと向かう皆アオザイ姿の参列者。 お祝いですから、明るい派手な色が多く、 それはあでやかで見とれてしまうほど。

 それが少し筒アオザイを着る人たちが少なくなり、新郎新婦達も
ウエデイングドレスにスーツ。 参列者も普通の格好をした人達が多くなり、花飾りを付けた黒塗りの大型車やマイクロバスで披露宴会場へ移動。
 又ウエデイングでの
前撮りが人気 のようで、人気スポットにはたくさんのカップルが。 そして披露宴会場も庶民のレストランからホテルの宴会場へと変わってきて、 年々豪華な結婚式が増えてきています。

 一生の内で一番重要な儀式ですから、豪華な結婚式をしたい気持ちは何処の国でも同じでしょうが、 急激に伝統的な
古式ゆかしい結婚式が少なくなりつつある のには、少し寂しさを感じます。
 新しいもの、高価な物を追いかけるようなバブリーな時代になったのでしょうか? 人気スポットで写真を撮るたくさんのカップルに、 経済発展の波に踊らされているような危惧を感じずにはいられません。
 結婚式だけではないけれど、伝統的なものはしっかりと残して欲しいものです。


 ● No.123  AIBO  2006年10月 ホーチミン

ベトナム雑貨AIBO  まるで今のベトナムの経済発展を象徴するかのように 夜の町の一角にこうこうと灯りの点くビル。そこは 家電量販店。 そしてたくさんの人だかり。興味も沸いて行ってみるとSONYのイベント が開催されていた。
 世界の一流メーカーとして認知度の高いSONYはベトナムでもやはり人気らしい。
 ほんの数年前まで、細々と売られていたのは何処で作られたのかわからない電化製品ばかりだったし、 庶民にはゆとりも無く感心もなかった。電化製品なんて不必要なものだったに違いない。
 それが近頃の経済成長で、庶民の生活も豊かになり、購買力も出来、
色々な電化製品が各家庭で使われ、 そして一流のブランドが求められるようになってきた。
 世界の一流ブランドSONYの電化製品がずらりと並んだ各階で品定めするたくさんの市民。 その表情は明るい。
 そして日本でも発売の度に話題となる
AIBOが展示、実演されていた。 売るため、と言うよりは人集めの話題商品、と言うことのようだけど、お陰で回りは黒山の人だかり。
 日本でさえ人集めが出来るんだから当然と言えば当然。 でもまさか
ベトナムでAIBOを見るとは。
 かわいいAIBOが勝手に動き、まさに犬のようなしぐさをするのが不思議で、 その動きを
たくさんの見物人の目が追いかける。
 急にイベントが決まったからか、説明書には英語と日本語とベトナム語の表記 (日本語だけ英語だけの箇所もある。大丈夫かな〜わかるのかな?)。
 日本では発売と同時に売切れてしまう人気商品のAIBOは、これからのベトナムでの
販売戦略の中にきっと入っているに違いない。 急激な経済発展で富裕層が多くなってきたベトナム。まして見栄っ張りのベトナム人気質。 階下では宝石付きの携帯電話が100万円前後で売られているのを考えれば、AIBOも結構売れるかも。
 日本では一種の癒しグッズともなっているようだけど、ベトナムでそれって必要かな? だけどまだまだ経済発展の余地あり。豊かになってペットもブームとなっているが、手間暇いらずのAIBO。
日本以上にブームが来るかも。
ベトナム雑貨AIBOa
ベトナム語、英語、日本語で表記の説明書

 ● No.122  コンビニ時代始まる!  2006年10月ホーチミン

ベトナム雑貨コンビニa

ベトナム雑貨コンビニb
 この数年間での経済発展目覚ましく、 欧米の文化やシステム、物が急速に導入され変化しているベトナム。 庶民の生活スタイルも急激に変わってきた。
 欧米型のスーパーも続々出来、 ケンタッキーフライドチキンやロッテリア等の外資系ファーストフード店のみならず、 ベトナム資本のファーストフード店も新店舗をぞくぞくオープン。 11月にWTOに加盟した今後、
このような変化はますます大きくなる と思う。

 庶民の消費動向や食生活、生活環境も急激に変わりつつあるのに、
コンビニはまだ出来てなかった。 そろそろ出来ても良い頃なのだけれど、 まだまだ庶民にとっては需要が無いのかな?と思っていたら、 とうとう出来た。

 ホーチミンの目立たない裏通りで始めて見つけたコンビニは
「Shop & Go」。 間口が狭く。見落としそうな小さな店舗。 ネーミングもなかなか良いけど、看板はさてどこかで見たような...
 中に入って見ると狭い店舗ながらも食品から実用品、新聞、雑誌に至るまでなかなか
充実した品揃え。 即食べれるパンやお弁当なども結構種類があって、価格は少し高め だけれど、 旅行者にとっても便利そう。

 利用客はまだ差ほどでもなく、ものめずらしいのか下見の様子の若い人達が覗き見程度の入店。 聞けば
2ヶ月前にオープンしてもう他に3店舗 あるのだそう。

 やっとと思っていたら、なんとホテルの通りの奥にはコンビニ
「999」が。 こちらは通りの角地にこうこうとネオンが明るい目立つ2階建て。1階と2階で食品と雑貨・日用品と分けて販売。 「Shop & Go」よりも広い分こまごました雑貨なども充実,外国人の多い通りだけにそれを狙ってか。

 それにしても半年前は全くなかったのに急速に出来始めたコンビニ。まだまだ庶民には馴染めない部分があるようだけど、 これ、と思ったらどんどん同じ業種が増えていくベトナム。これから
急速に増えるかも。 便利になるのは良いけれど、ベトナムの「セブン・イレブン」「ローソン」か〜。ベトナムらしさが無くなっていくな〜。

 ● No.121 APEC開催!    2006年10月

 2006年11月18日よりAPEC(アジア太平洋経済協力会議)が首都ハノイで開催 される。 ベトナムにとっては戦後30年経って初めて大規模な国際会議の首長国 となり、 世界の主要国家の一つとして認められる、ということでその意義は大きく、 力の入れようは大変。
 市内いたる所にその開催を告げ、開催を歓迎する旗や横断幕がはためき、 世界の主要国としてふさわしい体制に向け、突貫工事がなされている。
 郊外には総工費300億円をかけ、ドイツ人建築家に設計を依頼し、
「東南アジア一」と誇る国際会議場も建設中。 街中には信号の設置や道路の整備等があちこちで行われ、 又路上での商売や物乞いなどの取り締まりも厳しくなった。

 また市場経済国として認められるべく
WTO(世界貿易機構)への加盟 も直前に果たし、 一流国家としての体制作りは整ったように思える。
 WTOに加盟することで、
国際規範に則って色々な制約が出て は来るけれど、これから輸出入、国際交流 等の面でベトナムにとってのメリットは多く、ドイモイ(刷新)政策がさらに進められる事となり、 飛躍的な国力、国民の生活向上にもつながることになるだろう。

 ただ庶民の生活にとって即メリットがあるわけではなく、 ほとんどの人たちは政府の旗振りにも関わらず
無関心。
 ベトナムの「スタバ」として急に店舗を増やし始めた「Highland Coffee」のOpen Cafeにも
「APEC」の旗が。
 こんな所にも?とその歓迎振りには驚かされるのだけれど、誰も気づいていないのか無視されている。
 「APECって知ってる?」と聞いてもほとんどの人は「知らない。」
 
一部のビジネスをしている人達だけ は「たくさんの人が来るようになるし、 これから海外取引もやりやすくなるよ。」と喜んでいたけれど。
 
庶民の生活に結びつくにはこれからどれくらいかかることだろう?
ベトナム雑貨APEC開催

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