||||||||||  Madam のベトナム日記  ||||||||||

= 2000年10月11日〜18日 =
10月11日、旅立ち
10月12日:ハノイ1日目、赤いハノイ
10月13日:ハノイ2日目、秘密の?カフェ
10月14日:ハノイ3日目、ドンズアン市場・ハノイ最後の夜
10月15日:ホーチミン1日目、DIAMOND PLAZA
10月16日:ホーチミン2日目、中古ダンボール屋さん、店先ご飯
10月17日:ホーチミン3日目、チョロンへ
10月18日:ホーチミン4日目、帰国日

 ● 10月11日(水)                                         旅立ち

 明日から雨との事だったが、今日は朝から思いっきり晴れ。こんな日に旅立てるのは幸先が良く、 なんとなく縁起が良い様な。 普段は縁起を担ぐ方でもないのだけれど、こんなときは妙に色々な事が気になってくる。

 旅立ちと言うのは、今から何か良いことが起こる、何か始まるようで、旅立つ人でごった返す福岡空港は明るい空気。 お天気は良いし、明るい笑顔に囲まれて、今度の旅は良い旅になりそう。

 そして毎回曇り空の台北もめずらしく晴れているし、国慶節の名残らしく、 空港は国旗がたくさん飾られいて、ここも明るい空気。
 国慶節のお祝いの仕方や行事の内容はわからないけれど、ニュースで見たその花火大会がすごく、 本場日本でもあれだけのはやらないだろう、と思うくらいで、その国家に対する気持ちの表し方、 意識のすごさを見せ付けらてしまう。 その歴史を考えると、当たり前かも知れないけれど。

 台北で1泊するAIR HOTELはトランジットのみのお客だけ。いつも監禁状態で何もすることが無いのだけれど、 今日はお向かいにポツンとある「航空科学館」と「空港展望台」とやらへ出かけて見た。
 入場料がいるそうだけれど、「U.S.$しか持ってない」といったら、「仕方が無いわね」とただで入れてくれた。 といっても見学者は私一人。ゆっくりと見れたし、結構見ごたえがある。
 特に飛行機よりも鳥の飛ぶ行動を分析したコーナーの絶滅品種の鳥の生態のビデオがなかなか面白く、 座り込んで30分くらい見ていた。

 あとの時間は家でほとんど見ないテレビ三昧。
 台北はMTVやアメリカの映画の良いのを一日流してくれるのでありがたい。
 STINGの南アフリカツアーのLIVEやリッキー・マーチンの台湾向けビデオが流れていて、 こんなのをゆっくり見れるなんて感動してしまう。

 今回は万歩計を持参。今日はあまり動かなかったので、5634歩。
 明日から頑張ろう。
 明日からはいよいよベトナム。

 ● 10月12日(木)                              ハノイ1日目-赤いハノイ-

 台北よりハノイは約3時間。
 着陸前に上から見ていて、肥沃な土地は水が多いな〜、と思っていたら、ちょっと様子が違う。 どうも先日からのニュースで流れていた大雨に寄る洪水の後遺症だと思うが、あちこち水につかっている。 メコンデルタの下流と聞いていたけれど、ハノイの方も影響を受けたらしい。

 降り立ったハノイはちょっと蒸し暑い。相変わらず新国際空港はいまだ出来上がらず、いつの事になるやら。
 ハノイ市内までの約1時間はのどかな田園風景。7月は蓮の花が畑のあちこちに咲き、 とてもきれいだったけれど、今は蓮も枯れている。季節が無いようでもちゃんとあるんだ。

 街中に入るとやけに赤い色が目立つ。ベトナムの国旗があちこちに飾られ、通りはアーケードのようで赤い横断幕が張ってある。 聞けばハノイの町が出来て990年のお祝いの年だそうで、何でも商売にしてしまうベトナムの人たちは旗屋さんだけでなく、 御土産屋さんも便乗して旗を売っているので、町が赤くなっている。
 いろんな行事もやっているらしいが、ホエンキエム湖の周りはネオンがきれい。そんな時に来れたのも縁起が良いかな?

 タクシーでいつものホテルへ着いたら「あれ?ない!」ちゃんと予約していたのに...
 一瞬どうなったのか、と思ったら、受付嬢のOanが出てきてくれて助かった。
 なんとたった3ヶ月で様変わり。看板を書き換え、インテリアも変えて驚いた事にインターネットカフェとツーリストをはじめ、 2階にはパブも出来ていた。
 ここはオーナー夫婦のお人柄が良く、あまり世間の風を受けてないアットホームな感じが好きでだったのに、 なんだかつまらなくなったような。
 見ればホテルのまん前もきれいなブテイックに変わっていて、ベトナムブームのお陰でしょうか? どんどん時代の流れに乗っていかないとやはり大変なのでしょう。
 荷物を置いて近くの2、3軒のお店を覗いて見たが、どこも工事中で、店を大きくしている。ハノイもどんどん変わっていくな〜。

 早速自転車を借りて、前回デイナーを食べに行ってお気に入りになった「ブラザース・カフェ」へ。
 欧米の観光客でいっぱいの店内。 素敵なBGMと鳥のさえずりとさわやかな木立を渡る風の中での美味しい食事はもう最高!特にブンが美味しかった。

 7月に比べると随分といいが、涼しくなった日本から来るとやはり蒸し暑い。 その中を前回から乗り始めたレンタル
ベトナム雑貨ホエンキエム湖の朝
          ホエンキエム湖の朝
自転車で、さわやかな風を受けて走るのは気持ち良い。1日1$の元はとっくに取ってしまった。

 夜は”毎日生演奏!”と書かれた看板が以前から気になっていたYouth Hotelの隣のJazz Clubへ。
 若手の5人編成のバンドはスタンダードを中心にやってくれたが、なかなかいいのりで 楽しませてくれる。壁に貼ってある日本の新聞の拡大コピーの切り抜きを読んだら、 リーダーは日本でJazzのセッションをやって評価されたこともあるそうで、 ベトナムで偶然にもこんな良い音が聞けるとは思わなかった。
 客は欧米人が大半で、店内も広く、良い雰囲気。店の外側は古い町並みの旧市街で、ドア一つ隔てたこことは異時空間。 中は熱くJazzに酔いしれているのに、外をノン(すげ笠)をかぶった天秤棒のおばさんが行き来している様は なんだか不思議な気がする。

 今日の万歩計14866歩

 ● 10月13日(金)                            ハノイ2日目-秘密の?カフェ-

 疲れすぎたのかあまり眠れず5:00に目が覚める。
 身支度をして、朝のすがすがしい風が気持ち良いホエンキエム湖を自転車で1週。
 中国の影響が強いからでしょうが、朝の湖の周りは太極拳をやる人がいっぱい。 緑の多い湖畔でのゆっくりとした太極拳の動きは見ているだけでも良い気分にさせてくれる。
 またバドミントンも人気のようで、即席のコートでよくやっている。

 1周した後、朝食を食べに裏通りの食堂街へ。
 たくさんのお店と天秤棒のおばさんが並ぶこの通りは朝食を取る人たちでいっぱい。 どこで食べても美味しいと思っていたが、良く観察してみると一人も入っていないお店もある。 やはり列を成しているお店の方が美味しいに決まっているので、一番人の多い店へ。 そこで鶏のおかゆとベトナムおでん(私がこう呼んでいるだけ)を注文。 さすが列をなすだけのことはあり、美味しい。 調理するおばさんの横で立て続けのオーダーをてきぱきとこなすその手際の良さにしばらく見とれていた。

 食後のコーヒーは昨日見つけた通りのはずれのカフェへ。
 ちょっと覗き込んだら奥が広いオープンカフェのようだったので来てみたが大正解!通りのはずれにあるので、観光 客は来ず、緑の多い広い庭を改装し、 鳥かごをつるした東屋を配した素敵な空間。
 奥まったここまでは通りの喧騒も聞こえず、鳥のさえずりと良い空気のもとで飲める美味しいコーヒーが6000ドーン(40円位)。 良い所を見つけた。

 とあるお店でお会いした日本人男性二人。 東京からの方で、色々な話が弾み、お昼のフォーをご一緒する事になった。 なんと日本を出る前に情報として studio-S のサイトを見てくださったそうで、 ハノイのこんなところで偶然そんな話になるとは...
 うれしいような恥ずかしいような。それから色々なネット関連の話で盛り上がった。

 夜はSAPAへ列車で立たれる前に一緒に大好きなコム屋さん「コム・テュアン」へ。
 数人で行くとたくさんの種類が食べれるのでうれしい。どれも美味しく、しかも安くて大満足!
 日本での再開を約束して別れた。
ベトナム雑貨秘密のカフェ
             秘密の?カフェ

 ● 10月14日(土)                ハノイ3日目−ドンズアン市場・ハノイ最後の夜-

 朝から雨。台風が来ているらしく。今日は一日降るとの事。
 ハノイ最後の日なので、行きそびれていた所を回ろうか、と思っていたのに...
 ベトナムの人は雨が降るとすぐにレインコートをかぶり、傘をさす人はほとんどいない。 早速、私も通りでレインコートを買う事にした。何かの時に目立つように、思いっきり派手なオレンジ色のを。
 男女兼用の大きいレインコートは頭から足元まですっぽりと覆われてしまい、 多分それはオレンジ色の物体が動いているように見えることだろう。 いちいち脱ぐのも面倒で、そのまま店に入ると、そんなことをしている日本人はいないらしく、 すぐに「日本人か?」と聞かれて笑われる。

 旧市街の中を行ったり来たりして、ドンスアン市場に突き当たった。
 ここは庶民の市場で、ここで仕入れて売っている人もたくさんで、ごった返している。 その中を値切りながら歩くのが楽しい。
 ここで半額に値切ろうと頑張ってやっと6割で交渉成立。 「仕方が無いわね。」と残念そうな顔をするおばさんに対し、「やった〜!」と喜んで裏通りをしばらく行くと、 同じ物がはじめから4割で売っていてショック! ほんとに値段のわからない国だ。
 いつもこんな感じだけれど、後で考えると日本円の10円、20円を必死になって値切っている自分がおかしくなる。 日本ならやらないだろうけれど。

 自転車で遠くへ行ってみたくなって、少しは小降りになったのを良い事にハノイ駅まで行ってみた。
 さすが首都の駅だけあって立派。 待合室の椅子などは木彫りのすごいもので、もったいないくらい。 フランス文化の名残が随所にあってなかなか良い。

 又しばらくは来れないので、知らない通りをいろいろ行ってみる。 7月のスコールならたまらないだろうけれど、しとしと降る小雨を受けながらの自転車は気持ち良い。 おかげで町の作りも随分とわかってきた。

 夜はショップオーナーのTruong夫妻が食事に誘ってくれた。
 私のわがままをいつも聞いてくれる旦那様と背が高くてパンタロンの良く似合う現代風の素敵な奥様が 「美味しい中華だよ」と連れて行ってくれたのはチョーカーラボーンだった。 前回来た時はお昼で、外国人観光客ばかりだったけれど、今日は行列が出来ているし、ほとんどが家族連れのベトナムの人。 食べ方の薀蓄を教わりながらの雷魚料理はやっぱりおいしい。

 店を出て「もう1軒行きましょう」と言うことで連れて行ってもらったのは先日行ったJazz Club。 おしゃれな人はやっぱり良い所を知っている。
 ここで初めてリキュールの入ったおすすめのフレンチコーヒーとやらを飲む。 2人は小さなグラスに強いアルコールを入れて火を点けて持ってくるコーヒーをオーダー。 初めての意外な組み合わせの美味しさに再オーダーしてしまう。
ベトナム雑貨ドンズアン市場
            ドンズアン市場

 アオザイについて色々聞いていると、お世辞だろうが、「着物の方がきれいだよ」と言う話しになり、 「いつ着るの?いくらするの?」と聞かれたので、「一生のうち数回、約100万円」と答えたら、 2人の目が点になってしまった。
 100万円という想像すらしにくいお金を着物1枚に使うと言うことはとても信じがたい事だろう。 改めて私も日本人の金銭感覚を再認識することに。
 やっぱりおかしいかな?

 テーブルの上の小さなグラスの青い炎、SWING感あふれるJAZZ。素敵な夫婦との会話も弾み、 ロマンチックにハノイ最後の夜を満喫した。

 万歩計19863歩
 さて明日はホーチミン。

 ● 10月15日(日)                        ホーチミン1日目-DIAMOND PLAZA-

 夜中のひどい雨音で、早めに起きた。 かなりの土砂降り。昨日こんな雨でなくて良かった。
 5:30にホテルを出て空港へ。
 ベトナムAIRのホーチミン行き国内線はシンガポール行きのトランジット客が多く満席。 やっぱり国内線は国内線.国際線とはなんとなくムードが違う。

 ホーチミンはハノイよりも随分と蒸し暑い。 荷物を置いて早速街中へ。
 ぶらぶら歩いていると、サイゴン大聖堂の裏に巨大な建物を発見。DIAMOND PLAZAというビルで、一部がデパートになっている。 日曜と言うこともあり、ぞろぞろと入るたくさんの人の後について入ってみた中は、 ちょっとベトナムとは思えないくらい立派で、1階はブランド品のオンパレード。 きれいな制服のちゃんとしつけられた女性店員のきちんとした応対にもちょっとびっくり。
 前回の時は無かったよなあ、と聞いて見ると8月にオープンしたそう。 まだ目新しくて見物の人が多く、売れているふうでもない。 が今はものめずらしさかもしれないけれど、これが普通になっていくベトナムを感じる。
 かなりあちこちを見て歩いたけれど、たった3ヶ月の間でもどんどん変わるベトナムをあちこちで見受ける。 ベトナムらしさを残して欲しいのだけれど。

 今日は大安吉日かな?サイゴン大聖堂の周りは結婚衣裳の写真を撮るカップル、カメラマン、美容師さんの一団がいっぱい。 お天気はいいし、みんなにこにこ幸せそう。
 1組のカップルに「きれいだから写真を撮らせて」、 とお願いしたら「ありがとう」と言って快く応じてくれた。
 2人は幸せの絶頂期で、見ているだけでこちらもおすそ分けをしてもらったようで感動してしまった。

 夕方、8日より住むためにホーチミン入りしているSAKO嬢と会う。 日本で見送ってからちょうど1週間ぶりの再会。こちらでの生活を満喫していらっしゃるのはその良い笑顔で納得。
 住むのと数日の旅行ではおのずと視点も違ってくるので、ベトナミーズの食事を取りながらの話は興味深く面白かった。
 聞けば聞くほどうらやましい限り。住んでみたいな〜。
 これからも色々な体験をしてますますたくましくなられることでしょう。

 この数日間あまり眠れなかったので、今日はもう眠〜い!
 万歩計21441歩。
ベトナム雑貨結婚写真の前撮り
         結婚写真の前撮り

 ● 10月16日(月)                ホーチミン2日目−中古段ボール屋さん、店先ご飯-

 昨日は爆睡だったが、思ったより早くに目が覚めた。どんより曇ったいやな天気だけれど、少し涼しいのは助かる。

 SAKO嬢と一緒に裏通りのおばさんの所へ朝食のおかゆを食べに行く。 8:00に出かけたのに裏通りの忙しい時間帯はとっくに過ぎていて、やっと最後のおかゆにありつけた。 そのおかゆの美味しいこと。
 そして大好きな裏通りの市場へ。狭いながらも何でもありのここは、おばさんのパワーがすばらしく、圧倒されてしまう。 来るたびに並んだ新鮮な野菜や果物から季節が感じられる。前回あったランブータンは姿を消し、今は柿がたくさん。 やはり秋なのかな〜? 初めてだというSAKO嬢も面白がっていた。

 買い込んだ荷物を又郵便局から送ることにした。
 今回もルーお姉さんに手伝ってもらう事にしたが、 前回はちゃんと段ボールに詰めて、郵便局へ持ち込んだのに、今回はビニール袋が数個のまんま。「前回のように箱に詰めて!」 と言っても「大丈夫!」との返事だけ。 それを全部持たされてバイクの後ろに乗っけてもらって行ったが、降ろされた所は 郵便局のお向かい。なんと”中古段ボール屋さん”があった。
 1度使ったくらいの段ボール箱の色々(PANASONICやSUMSONGとかもある) を積み上げてある店で、これだけの物を詰めたい、と言うと見繕って持ってきてくれ、詰めてパッキングして郵便局の受付まで 持って行ってくれる。私の荷物は〆て10000ドーン(¥75位)。
 1回使った箱はただだろうし、需要はたくさんあるだろうから、 日本でもこれをやったら受けるかもしれない。しかもエコ、省エネ。
 何と面白いことを考え付くんだろう。

 ベトナムの人は中国式なのでしょう。お客がいようがいまいが店先で遠慮なく食べる。 しかも布屋さんや服屋さんで山と積まれた商品の中でも平気で立てひざをついて。 こぼして商売物を汚したらどうするんだろう、と余計な心配をしてしまうけれどお構いなし。
 郵便局から戻ると、ルーお姉さんも店の真ん中に小さなテーブルを広げて、出前をさせた遅めのお昼を取る用意を。
 何を食べるのか覗き込んだら、ブンより太い美味しそうな麺で”ウボウ”と言うのだそう。  早速「写真を撮らせて」と言ったら、「食べて良いよ」と言われたので、座り込んで先に食べさせてもらう。
 やわらかい大きい肉の塊が入っていて、スープもしっかりとだしが効いていて 思わず「美味しい!」と言ってはまって食べてたら「ベトナムの人みたい」と言われてしまった。
ベトナム雑貨中古段ボール屋さん
        中古段ボール屋さん
     いつの間にか美味しさに我を忘れて店の真ん中で、お姉さんのお昼を取り上げて座り込んで食べていた。
 日本ではちょっとお行儀が悪いかな?と言う感じだけれど、郷に入っては郷に従え!ベトナムへ来たらベトナム流で!

 夜、こちらの日本語学校で先生をなさっていらっしゃるtomotomoさんにお会いする。
 もう半年以上こちらにお住まいで、生活も慣れ、颯爽とバイクで登場された彼女はすっかりベトナムに溶け込んでいらっしゃる。 ベトナムでは初体験の美味しいイタリアンを食べながら色々と面白い話を聞いた。
 住んでみないとわからないことはたくさんで、さぞかし住んだら面白いことだろう、とまたまたうらやましくなる。

今日の万歩計15133歩

 ● 10月17日(火)                             ホーチミン3日目−チョロンへ-

 今日は晴れたが、ちょっと蒸し暑い。

 ベンタイン市場の前のバスターミナルから冷房の効いた素敵なサイゴンスターバスに乗って行きそびれていたチョロンへ 行って見る事に。
 ブルーの制服のかわいい女性の車掌さんがなかなか良い。又おしゃれな制服の運転手は御気楽で、 流してくれるカセットの音楽にあわせて口笛まで吹き出した。
 大型バスなのに、たくさんのバイクと自転車の渦の中を掻き分けて行く。時々中央線を突破して走ってくれ、 一番前の運転手の横の席ははらはらドキドキのスリル満点の特等席。3000ドーン(¥20)でたっぷりと楽しませてくれる。

 チョロンは楽しい中華街。ベトナムと中国のパワーが一緒になってすごい! あふれんばかりの物と人の中を歩いていくのは面白い。
 ここのビンタイ市場は埃といろんなにおいの独特の空気。罵声が飛び交い、 荷車の往来する薄暗い山と積まれた物の間の細い通路をかにの横ばい状態で歩く。  
もちろん英語は通じず、身振り手振りで買い物をして歩くのはとても面白く、広いスペースをあちこち覗いて回っていると 時の経つのも忘れてしまう。
 よくもまあこんなに物を集められたと思うくらい。ここも同じ業種の店が筋毎に固まっているのだけれど、帽子屋さんの所など、 山のようにたくさん積み上げられた帽子屋が何軒も続くと、頭の方が足りるかな?と思うくらい。

 ベトナム最後の日でもあり、お気に入りの通りを夕方まであちこちと散策してみる。 行きそびれていた所が思い浮かび、今となって悔やまれる。

 馴染みになった通りのあちこちから「いつまで?」と声がかかる。 ほんとに人懐っこい人たち。帰りたくないなあ〜。
 まあ次回の楽しみに取っておきましょう。

万歩計17583歩
ベトナム雑貨ラッシュアワー
              ラッシュアワー

 ● 10月18日(水)                               ホーチミン4日目−帰国日-

 8:30に予約した空港までのタクシーが来るまで、なんだか時間がもったいないような気がして通りを行ったり来たり。
 そうだ、ベトナム醤油を買っとかなくちゃ、と急に思い立ち、探したがこういうときに限ってなかなか見つからない。 急いで路地裏の市場まで行ってやっと買ってきた。
 有効に使いたい時間をたわいもない事につかってしまい、無駄ばかりしているような。

 オーダーしておいたアオザイを取りに行くと、お店のローンさんは今、日本語勉強中。 かなり熱心で、おととい採寸してくれた時も質問をし、日本語でしゃべってくれるようにとの事で、色々教えさせられた。
 日本人観光客が増えているので、その対応に今日本語を勉強している人達が増えている。
 ルーお姉さんのお店でもビック君という今年大学の日本語科を出た子が急に働き始めていた。
 ローンさんはまだ片言だけれど、その熱心さならすぐにうまくなるでしょう。 勉強のために必ず全部日本語で日本から手紙を書いてくれないか、と住所を書いた紙を渡された。
 又通りで気になる人が一人増えた。これから来るたびに彼女の日本語がどれくらい上達しているかが楽しみ。 来るたびにいろんな楽しみが増えていく。

 いつも使っていたインターネットカフェが今回来てみたら、インデイアンレストランに変わっていた。 とっても親切で新機種で使いやすかったし、いつもいっぱいでかなり儲かってたはずなのに。
 仕方なく2、3軒手前のカフェを利用することに。ちょっと機種が古いし、モニターも小さく、なんだか不安だな〜。
 案の定、つながるのが遅い。何とかつながってもしばらくするとプチっと切れて、SOCKET ERRORと画面に出てくる。 私のだけでなく、約20台ある全てのPCが同じ状態。
ベトナム雑貨飛行機からのベトナム
           飛行機からのベトナム
 何だろう?と思っていると、オーナーのおじさんが「1分待って!」と言って1台のPCのハードをしばらくいじって「OK!」
 それまでみんなボーットその作業を待っていて、OKが出た途端又アクセスする。 でもしばらくするとまた同じ状態。
 最初は怒って「使い物にならないじゃない!」と言ったが、「しょうがない」で済まされる。 でもそんな状態でもみんなはあまり怒りもせずに続けている。
 数日間この状態を続けて慣れてくると、怒るのが馬鹿らしくなってくる。 こちらの感覚に慣れてしまわねば! それがベトナムへ来る人達に課されたことなのでしょうから。

 やっと帰ってきて、又いつもの日本の日常が戻ってきた。 さてたまった仕事を片付けて、しばらくはこの日常を楽しみましょう。又の脱日常を楽しみにして。

今日は一日飛行機に乗りっぱなしだったので、万歩計6652歩。

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