||||||||||  Madam のベトナム日記  ||||||||||

= 2001年5月16日〜24日 =(WebデザイナーHOURYと一緒に)=
初ベトナムのHOURYの日記もお楽しみください。

5月16日、台北へ
5月17日:ハノイ1日目、ハノイへ
5月18日:ハノイ2日目、ハノイの町で、バチャンへ
5月19日:ハノイ3日目、漆の村・刺繍の村
5月20日:ハノイ4日目、ハノイ最後の日
5月21日:ホーチミン1日目、カルチャーショック
5月22日:ホーチミン2日目、路地裏の市場・HOURYの腹痛
5月23日:ホーチミン3日目、おこげ料理・サイゴン川クルーズ
5月24日:帰国日、

 ● 5月16日(水)                                           台北へ

 夜中までどたばたし、朝ちゃんと起きれるか心配していたけれど、セットした時間よりも早く目が覚めた。
 やっぱり興奮しているのかな?

 10:10発CHINA AIRは時間通り、きれいに晴れ渡った空へ離陸。トランジットの台北へと飛び立った。
 2時間のフライトで着いた台北はどんより曇り。毎回のんびりと過ごす台北だけど、今回はHOURYが一緒なので、 久しぶりに台北市内まで出てみることにした。
 高速バスとMRT(地下鉄)を乗り継いで、先々週来られたSさんおすすめの士林夜市へ。 ここもなかなかパワフルな所。天井が低く、暗くて広いスペースにたくさんの店が所狭しと並び、 狭い通路をたくさんの人が行き来する。早すぎる時間にもかかわらず、大きな罵声が飛び交い、色々な食べ物の匂い、 うごめく人人。やっぱりアジアだな〜と感じる。

 ここで人ごみに混じってにんにくの効いたビーフンと甘い腸詰ソーセージ、とかき氷を食べた。どれも美味しいけれど、 以外に美味しかったのがかき氷。 カンテンや煮豆等の豊富なトッピングを選ぶのが楽しい。
 初めてだったのはアヒルの頭と足だけの煮物。そのグロテスクな形はちょっといただけない。(がなんだか美味しそう。)
 あちこち歩き回って短時間にしては効率よく台北を満喫してホテルに帰ってきた。
 この数日間は疲れ気味の2人、いつの間にか早くに寝入ってしまっていたようだ。

 今回も万歩計を持参。同じく持参したHOURY と競争することに。早速お互いの歩数が気になり始める。
 さてさて変な目的に走らぬようにしたいものだけど...
 今日の万歩計14726歩。台北でよく歩いたから?

<<HOURY’s Diary>>
■出発編
 今回の旅が始めての海外旅行となる私。 期待と不安とが入り混じり、トランクの中身を何度も出し入れしているうちに当日の朝を迎えた。
 待ち合わせは空港に午前8:00。
 しかし、渋滞やら何やらで結局10分の遅刻。あわてて現場に向かったが、Madamの姿が見当たらない。
 ふと「あのこと」が頭に浮かんだ。5日程前にMadamが言った「HOURYちゃんが空港でオロオロしていて、 私一人でベトナムを歩き回ってた夢を見たのよ。正夢にならないよう気をつけてね♪」
 ま、まさか・・・
 私はすぐさまインフォメーションの所へ向かい、アナウンスで呼び出してもらうことにした。 そして1分も経たないうちにご対面。「あら、ずっとここにいたのに。」
 Madam!!!会いたかったよ〜!!
 こうしてこの修行(?)の旅は始まった。(我ながら先が思いやられます。)

■台北編
 日本に似ているような気もするが、やっぱりどこか違和感がある街、台北。
 仕方が無い。日本しか知らない私にとって、比較対照はそれしかないのだ。漢字だらけの看板と黄色いタクシー。 そしてどこか寂れた建物たち。空港からその敷地内にあるホテルまでの風景をバスの窓ごしに眺めながら、 何か冷  
たい街だなぁとすこしガッカリしていた。そして、私達はいったんホテルに荷物を置き、台北の中心部に向かった。
  バスで約1時間。 車中でウトウトしながら、ふと頭を上げると、そこには見た事もない風景があふれていた。
 首の筋がおかしくなるほどきょろきょろとあたりを見回していくうちに、どんどんテンションは上がっていく。 その興奮は、ケンタンの夜市でピークを迎えた。  独特の匂いと活気に圧倒されながら、スキップ状態で見物して回る。
 た、楽しい!!
 そして1軒の店で焼きビーフンを注文。小さめの皿にこんもりと盛られたビーフン。 そしてその上には挽肉のソースがかかっている。にんにくの香りがまたたまらない。そっと箸を伸ばし、こぼれないように口に運ぶ。 んー美味しい!二人して満面の笑み。
 こうしてこのグルメ(?)の旅、1日目が終わった。
 万歩計:11466歩
ベトナム雑貨土林夜市近くの寺院
           士林夜市近くの寺院

 ● 5月17日(木)                                 ハノイ1日目-ハノイへ-

 5:00モーニングコールで起こされ、8:00のVietnam Airでハノイへ。
 台湾からの旅行者が増えたのか、China Air 7:30ホーチミン行き、Vietnam Air 8:00ホーチミン行き、 Vietnam Air 8:00ハノイ行き、と立て続けに3便がベトナムへ向けて飛び立つ。

 ほぼ満席の機内はベトナムと台湾の人がほとんど。日本人は私達だけのよう。 少ないだけに日本人向けのサービス(新聞や放送等)はもちろん無し。
 空からのハノイは雲がたれているなあ、と思っていたらやっぱり雨だった。 今回は晴れ女の私の効果も無いようで。

 飛行機が止まったところは新しい空港ビルのまん前。
来る度にいつできるのか?と思っていたけど、やっと出来たか、と思ったら、 建物内には人がおらず、よくよく見ると壁も貼っていない。
 どうするのかな?と思っていたら、迎えに来たバスに乗せられ、古いビルの方へと連れて行かれた。
 あんな所に止める意味が無い!
 1年以上前から遅々として進まない工事がそう急に進むはずも無いよね、と思っていたけれど、やっぱり。
 でもこれがベトナムらしい所かも。

 5月に来るのは初めてでなので、又景観が違う。
 もうすぐ稲刈りかな?と思える実った田んぼの中の高速道路?をAIRPORTタクシーに乗って約1時間。 道の両側の木にきれいな紫の花が咲き乱れる市内へ着いた。 来るたびに車の数が増えてきた、と感じる。それだけ発展しているんだろうな〜。

 着いたいつものホテルは又様変わり。前々回はインターネットカフェをやりだした、と思ったら、前回はいつの間にかやめていて、 そして今回は前々回以上に大々的にインターネットカフェをやっていた。なんだか良くわからないけれど、人の出入りは確かに 多くなっている。 やっとこさ成功したと言うことなのだろうか。

 荷物を置いたら早速街へ。HOURYの希望でまずはフォーを食べに裏通りへ。
 ベトナムへ着いたら食べずにはいられない。似ているようでも日本では作り出せない味。 2人で満足して帰ってきた。
 今日は体験者としてHOURYを案内すると同時に今までのおさらいをするように、 気になる素敵な場所や有名なお店を歩いて回った。久しぶりに来ると雰囲気が変わっていたり、 又新しい発見や出会いもあり、楽しめる。
 2人でああでもないこうでもない、とおしゃべりしながらは一人の時よりはやっぱり楽しい。
 今日の万歩計17647歩。

<<HOURY’s Diary>>
 雨。しかも土砂降り。Madamが言っていた通りの「バケツをひっくり返したような雨」。 しかし、今の私にとっては、その雨も「ベトナム」の一部でしかない。
 とにかく、初めて見る景色に心臓が止まりそうなくらいドキドキしていた。

 空港からタクシーで1時間。しばらくの間、田園風景が広がっている。 それも日本のそれとはまったく違った雰囲気で、なんとも言えない「ほわん」とした世界。 ところどころに見られる家々の形、色使い、南国独特の緑。
ベトナム雑貨ハノイ・ノイバイ空港
     外観だけは出来上がったハノイ・ノイバイ空港
 すっかり夢見心地になっていると、徐々に視界の中に飛び込んでくる複数のバイクが気になり始めた。 そしてそのバイクたちを追い越すたびにタクシーの鳴らすクラクション。これでもかと言うくらいに・・・ ハノイの中心に向かうに連れ、その慌しさはどんどん増していった。
 私の勝手な思い込みだったのだが、 ハノイと言う街がこれほど騒々しいところだとは思いも寄らなかったため、これまた勝手にショックを受けてしまっていた。

 お昼に食べたPHOも、コム屋さんでの夕食も本当に美味しかった。現地の人たちも本当に優しくて、にこやかで、元気で。
 雑貨屋さんめぐりも楽しくて、木彫りの大きな像を2体も買ってしまった。でも、何だろう・・・
 どこか、この土地を好きになれない自分がいる。
 こうして、この修行(!)の旅、2日目は終わった。
 万歩計:15634歩

 ● 5月18日(金)                      ハノイ2日目-ハノイの町で、バチャンへ-

 昨日は倒れるように眠ってしまったが、疲れすぎたのかかえって早くに目が覚めた。Houryも同じよう。

 どうにか晴れ上がったけれど、かなり蒸し暑い。
 早く起きたのなら市場の活気が大好きなので、彼女を誘って路地の市場へと朝ご飯を食べに行く。
 7:30頃なのに、もう少し活気は引いている状態。 でもまだ天秤棒のおばさんが行き交い、仕入れの人、食事の買出しに来た人でにぎわう。
 そこの1軒のカフェで朝食を。 市の賑わいとドアひとつ隔てたカフェはゆったりとお茶を飲める空間。外とは時間の流れも違うように感じる。 そこにはやっぱり朝早くから男連中がたむろしている。 本当になんて男達なんでしょう、朝早くから。
 ベトナムではどんな田舎に言ってもカフェがあり、そこでゆったりとした時間の楽しみ方をするようで、 これもやはりフランス文化の名残なのでしょう。
 食べた手作りのハンバーガーと絞りたてのジュースでの朝食は美味しかった。 が、そそくさと食べては引き上げる時間の有効利用?するカフェ文化の無い私達日本人。
 ちょっとこの優雅な時間の使い方を学ばせてもらわねば...

 午前中は大好きなバチャン村へ行ったり、街をあちこち歩き回ったけれど、気づかされるのは建築中が多いこと。車の数が増えたこと。 そしてちょっと物価も高くなったかな? 数ヶ月ごとのベトナムでも其の変貌ぶりには驚かされる。

 お昼は大好きな「ブラザーズ・カフェ」へ。
 表の通りのディスプレーからしてさすが、と思わせる洗練されたインテリア、 鳥のさえずり、かすかに聞こえるクラシック。木漏れ日の中で食べる美味しい食事に大満足。 ハノイへ来ると必ず来たくなる所。

 今日のように蒸し暑い日は涼を求めて家族全員でバイクで繰り出す。 昼間はさほどでは無いけれど、夕方から2人どころではない。3人、4人乗りで、マイカー、いやマイバイクで繰り出す。 ホエンキエム湖の周りはそんなバイクがいっぱいでたくさんのライトが動き、それはにぎやか。
 家族のコミュニケーションがとれ、クーラー無しで涼を求める省エネ対策の一石二鳥の賢いやり方。ん〜ん、 日本も見習わなくちゃ〜!
今日の万歩計16694歩

<<HOURY’s Diary>>
 午前7時起床。
 今日はずっと行きたかったバチャンへ。
 店の数が多いが、其の店の中の陶器の数も半端ではない。 私がうれしさのあまりへらへら笑いながら店内をうろついている間、 Madamは店員さんと英語で会話しつつ手際よく気に入った陶器をチョイスしている。
 どうやらちらっと見ただけで新しいデザインのもの、あまり雑貨屋さんなどにおいていないものがわかるみたいだ。
 思わず、私のも選んでください〜!と言いそうになったが、こんな私もデザイナーの端くれとしての意地がある。 多
分。うむ。実に勉強になった。 あぁ、あるさ!と自分に言い聞かせ、目の色を変えてチョイスしていった。
 が、もともと地味好きの私と、Madamとのセンスはまったく正反対。 私が選んだ物は、客観的に見ても実用的なものばかりで遊び心が無い。 これは仕事であるWebデザインにも言えることかもしれない。

 さて今日で2日目を迎えたハノイの印象だが、多少慣れてきたせいかバイクの音も気にならなくなっってきた。
 下手な英語でちょっとしたコミュニケーションもとれるようになったし、 現地の人の温かさもストレートに感じられるようになった。徐々に見る目が変わりつつあるのは事実だ。
 しかし、相変わらずこの街の複雑な地図は頭に入らない。  こうしてこの修行の旅に3日目が終わった。
 万歩計:18780歩
ベトナム雑貨通りで朝ご飯
             通りで朝ご飯

 ● 5月19日(土)                           ハノイ3日目−漆の村・刺繍の村-

 朝から小雨。
 今日は急に刺繍と漆の村へ連れて行ってもらう事になり、迎えに来てもらって、朝早くに出発した。

 約40分程の行程は次第に田んぼが多くなってくる。
 その1車線の道をまるで自分のテクニックを自慢するように、運転手は飛ばす飛ばす。 ときには中央線を突破して追い抜き、あわや、の連続で命の縮む思い。
 途中でベトナムでは始めての大きい車同士の派手な衝突事故を見かけ、あるだろうな、と少々不安になってきてたら 路端で急に止まり、ここからは道が悪くて車では無理なので歩いて、と小雨の中の泥んこ道を集落へと歩かされた。

 村はほとんどが漆の製造に従事しているそうで、どこの家を覗いてもそれらしき作業がなされている。 その中の1軒を紹介していただき、 製造工程を見せてもらったが、十数回も漆を塗り重ねるその作業の大変さ、丁寧さにはちょっとびっくり。
 そしてこんな田舎にもかかわらず、事務所にはドーンとPC関連機器が置かれ、「いつでもオーダーはインターネットでどうぞ。」 とか言われるににはまたまたびっくりしてしまう。
 これも私の偏見でしょうか?

 その後刺繍の村にも連れて行ってもらったが、土間にござを敷いた所で20人程の若い女性が一心不乱に 1針1針刺している姿には感動してしまう。
 しかも額を入れる刺繍の絵を仕上げるのに20日ほどかかるそうで、漆と共にそのたくさんの人の 手を通した行程の大変さには頭が下がる。

 前回来た時は建設中だった通りのはずれのビルは何が出来るのかとても興味があったので、 行ってみると巨大ショッピングセンターと高級スーパーが出来ていた。
 日本でも大型ショッピングモールが出来るとすぐにたくさんの人が押し寄せるけれど、ここも同じ。
 ただしここはベトナム。入り口には駐バイク場に続く長い列が出来て大変な混雑。 横をどうにか通り抜けて入り口まで行くと、いろいろな食べ物の宣伝試食や抽選会が並んでなされている。 そこでベトナム製インスタントキムチラーメンとやらを試食させてもらう。なかなか美味しく、 つい買って帰りたくなるが、近くのスーパーじゃないんだから.....
 こんなところを見ていると、この国が社会主義の国だということを忘れてしまう。
 中は日本のスーパーとほとんど同じシステム。 おそらく子供を乗せられるカートを置いたのも初めてでは?と思う。
 黒山の人だかりを観察してみると、みんなもの珍しさできているようで、ずらりと並んだ商品を眺めてはいるけれど、 売れているのはほとんどお菓子ばかり。 さてさてこれから前途多難ではないでしょうか?

 朝、ホエンキエム湖のところにパトカーが止まり、交通規制がされていた。
 何事か?ときいたら、今日はホーチミンさんのお誕生日だそうで、そのお祝いの行事がいろいろあるとのこと。
 買い物をしてスーパーを出た所で何やら騒がしいと思っていたら、いつの間にか舞台が出来ていてショーがあっていた。
 ちょうど通りがかった時はロシア民謡にあわせて男女2人が踊り、その後20人くらいのかわいい衣装を着た子供達
ベトナム雑貨刺繍村の女工さん達
         刺繍の村の若い女工さん達
が又ロシア民謡にあわせて踊った。服装もロシア、もしくは共産圏を感じる服。
 たまたまかもしれないけれど、ロシアとの関係密なり!と感じる。
 今日の万歩計10244歩

<<HOURY’s Diary>>
 今日は起承転結で言う「転」の日だったのかもしれない。
 漆器の村、刺繍の村で目の当たりにした 少年少女たちのプロとしての仕事に取り組む真剣なまなざし。村の小道で子守をしている少女のにこやかな挨拶。 やたらと世話を焼いてくれた路上の生ジュース屋のおばちゃん。いつも笑顔で送り、 そして出迎えてくれるホテルの従業員さんたち。
 もしかして、これがベトナムの魅力?だとしたら、私はまんまとそれにハマッてしまいそうだ。

 こうしてこの修行の旅、4日目が終わった。
 万歩計:9519歩

 ● 5月20日(日)                              ハノイ4日目-ハノイ最後の日-

 朝からどんより曇って蒸し暑い。

 どうしても食べたかったフランスパンを食べにホエンキエム湖のほとりのカフェへ。 いつもは通りにいるおばさんのが美味しいのだけれど、今回は見つからず、仕方なく来てしまった。

 ここは湖が一望でき、湖面を渡る風が心地よく、又洋風のオープンカフェ風なのに、 湖へ突き出た手すりには中国風の桃の飾りがついていて、そのミスマッチが楽しく、静かで落ち着くお気に入りスポットの一つ。
 美味しいフランスパンと魚のムニエル、そして美味しいコーヒーでゆったりと朝食を取った後、 湖を回ってオーラックカフェへ。
 ここらはフランス!といってもおかしくないくらいおしゃれな所。 ほとんどの建物が大きい洋風建築で、緑も多く、ハンガイ通りの方だけを見て、 ベトナムはこんな所、と思っていたHouryはあまりのその違いにびっくり。 しばらく美味しいシントー(シェイク)を飲みながら、ゆったりとここの素敵な雰囲気を楽しんだ。

 旧市街の中を通ってホテルの前のコム屋さんで遅めのお昼を。
 数種類選んでその美味しさに大満足。お勘定をお願いしたら100000ドーン(800円程)だった。 昨日行った有名なコムツアンでさえ、もっとたくさんの種類のおかずとビールを頼んで28000ドーンだったので、 「あんまりだ!」と抗議したら、明細を持ってきて「食べたじゃないか!」と。
 癪に障ったので、ホテルに行ってフロントの男の子を連れてきて言ってもらったら、すぐに50000ドーンになった。 それでも高い!と2人でぶつぶつ言ってたが、考えたら日本ではほとんど気にならない金額。 どうも2人とも、もうすっかりこちらの金銭感覚になってしまったようで、日本に帰るのが怖くなる。

 夜はTruong夫妻が招待してくれて、地元で人気のビーフステーキ屋さんへ。
 長いトンネルのような通路を通って奥の奥にある不思議なステーキ屋さん。 地元の人たちでにぎわっている。薄めのステーキは食べて納得!やわらかくて美味しい。
 かにのスープ、かにの丸ごと揚げ、ビーフステーキ。 奥さんが、かにとお肉はここで食べたら他では食べれないよ、といった意味が良くわかる。満足、満足!

 2人はベトナムでもエリートで奥さんは大学で経済学を、だんな様は建築設計を学ばれたそう。
 去年の暮れには奥様は数ヶ月、一人でオーストラリアへ法律の勉強に行ってきた。 2人の行動や考え方を見ていると、私のベトナムの固定観念がどんどん覆されていく。そんな話をあれこれしながら、 楽しい最後の夜を満喫した。

 さてさてパッキングをしなくちゃ〜。
 あっという間のハノイだった。毎回やっと楽しくなってきた頃に離れるのはつらい。
 今日の万歩計15360歩。

<<HOURY’s Diary>>
 Madamの言うとおり、私はかなり驚いていた。まさにココどこ?という感じの、別のハノイに今日は出会った。
 最初からここに来ていたら第一印象はもっと良かったかもしれない。
 しかし日が経つにつれ、物足りなさをきっと感じていたに違いない。 湖を一周し、いつもの風景が見えて来た時、少しほっとしている自分がそこにいた。
 今日がハノイ最後の日。もう少しココにいたい。
 こうしてこの修行の旅、5日目が終わった。
 万歩計:8986歩(Madamの半分。何で?)
ベトナム雑貨オペラハウスとヒルトンホテル
   フランスの香り、オペラハウスとヒルトンホテルオペラ

 ● 5月21日(月)                        ホーチミン1日目−カルチャーショック-

 4:30にセットしためざまし時計の音で目が覚めた。 5:00に予約したタクシーに間に合うようにそそくさと準備して真っ暗な階下へ。 頼んだモーニングコールは無く、スタッフがどうも寝坊したようで、 厄介に思っていた目覚まし時計だったが、役に立った。

 白んできた通りはひとけが無く、又違った雰囲気。ちょっと心残りな通りを後に、空港へと向かう。 朝早くで、往来の少ないのを良い事に、運転手は飛ばしてくれる。お陰で1時間弱の所を30分で着いた。

 ホーチミンへ1時間40分の国内線。
 着いたらやっぱり蒸し暑い。気温30度との事。聞けばずっと雨続きだったようで、止んだ良い時に来た、と言われた。 晴れ女の威力かな?
 ホテルまでの道中、何度渋滞で止まったことか。車の渋滞は初めて。こちらも車が増えたとつくづく感じる。

 荷物を置いて早速街中へ。
 やっぱりハノイよりも日本人の数が圧倒的に多い。ドンコイ通りの雑貨屋さんのご主人から、 「今は観光客の90%が日本人ですよ。」と言われ、 そんなにすごいのか〜、と改めて見回した。

   HOURYの希望でタニシ料理を食べにNam anへ。オーダーした途端に土砂降りの雨が降り出した。グッドタイミング! ちょっと涼しくなった緑の多いオープンな店内で私の大好物タニシを食べる。これは何度食べても美味しい。
 帰り道にこれも彼女の希望で「バクダン」に寄ってココナッツアイスを食べる。 これも来る度にはずせない。彼女と言うより私が食べたかった。

 毎度おなじみの通りはまたまた様変わり。 随分と新しいお店が増え、きれいになった。
 それも外国人観光客用にしているようで、デザインはちっともベトナムらしくない。
 通りの突き当たりの大きな建築物はいまだ出来上がらず。コンクリートの残骸のようなのが異様にトタンの塀の中にある。 聞けば建設中の会社が倒産し、この先出来る見込みがなくなったとの事。どうもこのまま廃墟になっていくらしい。 街のど真ん中に廃墟ね〜。

 インターネットカフェは相変わらず外国人でいっぱい。 利用者が多いだけにやっぱり早くてつながりやすく、ハノイと比べると楽。
 ハノイではまず日本語ソフトを入れている所が少なく、又つながらず、調子が良い所をみつけるのに毎回苦労する。 今回やっと日本人向けの所をハノイで見つけ、まあスムーズだったけれど、1分400ドーン(約3円)は高い!でもいらいらするよりは、 と使っていたが、ホーチミンでは多いので、どこも1分200ドーン位。1時間ネットをやっても12000ドーン(80円位)。 助かる。

 先月、企業の招待で日本に10日間来ていたDungさんに会う。
 初めての海外、日本はかなりのカルチャーショックだったようで、彼のおごりのシントー(シェイク)をご馳走になりながら、 日本での話をいろいろと聞いた。
 彼にとっては私達のカルチャーショックがおかしいだろうけれど、私達にとっては彼の体験談が興味深い。
 特に地下鉄や地下街がびっくりしたようで、そのことをかなりおおげさに言っていた。
ベトナム雑貨Paris
   ドンコイ通りのParis Deliでお茶をしながら見るGrand Hotel
 そういえばベトナムに地下街はまだ無い。もちろん地下鉄も。
 私達にはもう当たりまえになっている事だけれど、考えたら不思議なものかもしれない。
 今日の万歩計:12678歩

<<HOURY’s Diary>>
 昨夜から、散々Madamに脅されて、迷子になったらどうしよう、と不安で不安で仕方が無かった街、ホーチミン。
 そのお陰かもしれないが、観光客にとってはとても快適で刺激的な街である。 道も広くてバイクの騒音もさほど気にならないし、 歩道も舗装されていてとても歩きやすい。
 しかし、ハノイに比べると人の温かさに触れる機会が少ない。ちょっと残念ではあるが、明日からの2日間に又期待したい。  

 ● 5月22日                     ホーチミン2日目-路地裏の市場・HOURY腹痛-

 疲れているはずなのに、かなり早くに目が覚めた。HOURYはお疲れのようなので、大好きな路地の市場へ一人で行く事に。 7:00頃だといちばん活気がある。
 路地の片側に並んだ色々な物売りのおばさんと、 買い物で行き交うおばさんの間をあちこち覗きながら、細い路地を少しづつ進む。 朝早くて新鮮な食材、元気なおばさんの声でいつもパワーをもらえる。

 今日はここでとろみのついた鶏肉入り卵スープを、手際良く作ってくれるおばさんの隣に座って朝食に。 小ぶりのお椀にあふれんばかりに注がれたあったかいだしの効いた美味しいスープ。
 食べていると、周りに人がたくさん集まってきては「どう?」とニコニコして聞いて来る。 「美味しい(ゴーン)!」と言うとみんなで大喜び。中に入れる鶉の卵のおまけもついて〆て 2000ドーン(15円位)。立ち去ろうとしたら、みんなで「又来てね〜」。 美味しいスープの温かみとみんなの暖かい人情がうれしい市場です。

 お昼からはDUNGさんがショップを案内してあげる、と言うことでバイクに乗せてもらって数軒連れて行ってくれた。
 最後に「すごいお店を見せてあげる」と連れて行ってくれた所はDIAMOND PLAZA。ちょうど去年の10月に来た時がOPEN直後で、 その高級志向とたくさんの人出にびっくりした近代的なデパート。 さてその後はどうなったのか、とても興味があったが、行ってみるとがら〜ん。 店員の数の方が多いかな?と思える位。やっぱりベトナムにはちょっと早いよね、と思ったとおり。
 韓国資本だそうだけれど、この先どうなるのでしょう?

 夜はこちらにもう4年も住んでいらっしゃるMEGUMIさんとお会いして、色々な話を伺った。 住み心地がよくて帰れない、との事でうらやましい限り。
 いつか私も!と思ってはいるのだけれど、なかなか...
 今日の万歩計14179歩

<<HOURY’s Diary>>
 今日は災難だった。
 朝8時に起きて、トイレに行き、そして出かける支度を始めようとした途端下腹部に激痛が... それも立っていられないほどのもの。こんなのは初めてだ。
 Madamは先に起きて散歩に出かけていたので、私は部屋の中で一人うんうんうなりながら横になっていた。
 室内はエアコンが効いているというのに、滝のように流れ出る油汗。顔の血の気が引いているのが自分でも良くわかる。 ベッドの上でどんなに体勢を変えても、痛みが治まるポイントが見つからない。
  おなかをこわしているわけでもないし、もう本当にどうしようもない状態。

 そんなときにMadamが帰ってきた。 「マダム〜!おなかが死ぬほど痛〜い!」
 「大丈夫?正○丸飲む?鎮痛剤もあるし。どんな痛み?何か少し食べてから飲んだ方が良いね。 何か買ってこようか?」 「いや、もうとにかく痛いから何も食べれない」と言って。鎮痛剤を飲み、横になった。
 それからしばらくして、何とか痛みも治まった。
 いや、本当に死ななくてよかった(笑)。
 もしかしたら病院送りになって、しばらくの間隔離されて日本に帰れなかったかも。

 ベトナムもとうとう明日まで、 しかし今日明日は用心の為におとなしくしていることにした。
 万歩計:3312歩
ベトナム雑貨裏路地の市場にて
            裏路地の市場にて

 ● 5月23日(月)                ホーチミン3日目−おこげ料理・サイゴン川クルーズ-

 朝からしっかりと暑い。30℃前後はあるかな?

 こちらの美人の条件の一つが白い肌のようで、女性の多くは美白関係に結構気を使っているようだし、 この暑さにもかかわらず長袖、帽子、長手袋のいでたちでバイクにまたがっている。
 白い肌の人がうらやましいようで、 先日買い物をしていたら、HOURYが「イロガシロクテカワイネ」と女の子から声をかけられた。
 私達も日焼けしそうなので、長袖シャツと帽子を。でも暑い! 中からじとっと汗が吹き出てくる感じ。ちょっと外を歩いてはすぐにどこかのクーラーの効いた所へと逃げ込む。

 最後の日になってしまった。
 今日は遣り残している事を全部片付けてしまわねば!と言いながら、 昨日MEGUMIさんから聞いたおこげ料理を投げて受け取るパフォーマンスのお料理屋さんへ。
 素焼きの壷で炊いたおこげご飯の壷を割り、おこげのご飯を投げると他のスタッフがテーブルの横でお皿に受け取ってくれ、 切り分けてくれる。それにたれをかけて食べる。それが面白いのと料理が美味しいのとでオープンな広い店内は満席。 初めてのバナナの花のサラダも美味しかった。

 HOURYの体調もよくなった事だし、 最後の夜を有意義に過ごそうと、ドンコイあたりの夜の顔を見がてら、サイゴン川ナイトクルーズへ出かける事にした。 今回夜の街中へ出るのは初めて。 昼間は広くて静かで落ち着いたグエンフェ通りも、夜は汚い部分が暗闇にかき消され、ライトアップされたコロニアル風の 建物、ネオンがドハデなREX HOTELや他のビル、そして涼を求めて繰り出した物凄い数のバイクのライトの揺れ動く波で、 昼とはまったく違った顔を見せる。
 ぶらぶらとドンコイ通りをウインドーショッピングしながら、突き当りのサイゴン川まで歩いていった。
 数隻のナイトクルーズ船の中で乗りたかった魚の形の船に。上へ上へ、と言われて3階まで行くと、 そこは外国人観光客用になっているようで、民族衣装を着た数人が民族楽器で色々な曲を演奏してくれたが、 ここも日本人観光客が多いせいか、日本の曲がほとんど。上を向いて歩こう、沖縄民謡、川の流れに身をまかせ、等等。
 2階はベトナム人用の階のようで、3階の静かで緩やかな音を掻き消すように デイスコ風のにぎやかな音楽が聞こえてくる。かなり盛り上がっている様子。
 約1時間のクルーズはゆっくりと川下へ進む。川岸のライトアップされた高層ビルがきれいだけれど、 反対側は緑多き農村で家の明かりがポツンポツンと見え、対照的な両サイドが面白い。
 歩いている時はじとっと汗が噴出す感じだけれど、川面を渡る風は涼しく寒いくらい。地元の人が涼を求めて たくさん乗り込んでくるはずだ。
 美味しいシーフードとビール、涼しい風とライトアップされた夜景。最後の夜をHOURYと2人で納得の時間を過ごした。

 昨日「記念?に”HOT VIT LOT(ゆでた孵化する直前の卵)”にチャレンジする!」と宣言したHOURY。 私はどうも食べる勇気が無くて、あれだけは敬遠していたが、興味はある。 それで立会人になる事にした。
 厄払いの意味もあるようで、食べると人生が変わるらしい。彼女もチトそこらを狙っているのかな?
 通りへ出るとリヤカーでゆでとうもろこしと一緒に売っているお兄さんを見つけ、1個1500ドーン(10円位)で買う。 その場で食べるときはエッグスタンドに立てて、上の部分を割り、塩をかけて、スプーンですくって食べるようだけれど、 ホテルで食べるから、と テイクアウトにしてもらった。
 卵と塩を入れた小袋と香草もたっぷりと入れたビニール袋を持ちかえり部屋で試食会。 羽がついて頭をこりこり丸かじり、と聞いていたのとは大違いで黄身もあるし、白身もある。 ただもう血管が少し出来ていて黄身の周りはどす黒い色。 でも以外に美味しかったらしく、大満足のHOURYにちょっと食べて見たい気もするけれど、やっぱり....
 あれこれとチャレンジするうちに最後の夜は更けていく。
 今日の万歩計18047歩。

<<HOURY’s Diary>>
 いよいよ今日がベトナム滞在最終日。
 いざ離れるとなると、ちょっと名残惜しいような... しかし、昨日の腹痛を思い出すと、明日の帰国が正直待ち遠しくもある。

 朝食後、歩いて15分くらいのところにあるベンタイン市場へ。「オネーサーン」とやたらと声をかけられる。 みんな日本語が上手。
 この市場には、ありとあらゆるものが売ってある。 雑貨から食料からなんでも。しかも値段も驚くほどの安さ。
ベトナム雑貨夜の市民劇場
         夜の市民劇場
  その安い商品を更に安く値切るのが当たり前らしい。
 私はどうも値切るのが苦手で、 そういう時はいつもMadamに助けを求める。値切る、と言っても10円20円の世界。それでも互いに一歩も譲らない勢い。 そのやり取りが又楽しいのかもしれない。

 今日はベトナム最後の日だし、これからまた町に繰り出してプワーっと行きたい所だが、 この旅でいちばんやりたくない作業、「荷作り」が待っている。 おとなしくホテルに帰って、ビールでも飲むかな。

 さっき、この日記を書き込んでいる途中、ネットカフェ内のブレーカーが落ちてしまった。何てことだ...
 それでも店員はケロッとしている。恐るべしベトナム(笑)。
 万歩計:11746歩

 ● 5月24日                                              -帰国日-

 11:00のCHINA AIRに乗るのに、毎回8:30だったけれど、ホテルのフロントのおばさんが、 絶対に間に合わない!というので、8:00に予約したタクシーで空港へ。
 近頃はラッシュで込むかもしれないからかな?と思っていたけれど、やっぱりかなり早く着いた。 まあ遅くてはらはらするよりは良いだろうけれど。

 タンソンニャット空港は来るたびに拡張されて立派になっていく。でも急に広くしたようで、 何もないガラ〜ンとした広いフロアはなんとなく落ち着かない。
 そして前々回まで空港使用税が$12だったのを、前回急に$20に値上げ。 ベトナムにしてはべらぼうだ!と思っていたら、今回は又$12に値下げしていた。 多分$20の期間は数ヶ月だったと思う。
やっぱり「高い!」と不評を買ったのか、それとも外国人観光客誘致の為の策なのか?
 国際空港の航空使用税をそうたやすく変えるなんて国がやることではない!と思うのだけれど、なんだかいまだによくわからない国。
 そんな所が面白いし、それがベトナムの常識かも。 郷に入っては郷に従え!この感覚に慣れてしまわねば。

 今日は一日飛行機の上。動かずに機内食を食べてばかりの日になる。
 長いようで短かったあっと言う間の9日間。今回はHOURYと一緒に本当にいやあ〜よく食べた。

 美味しい料理、親切な人たち、素敵なところ。たくさんの魅力を感じて、ますます好きになって行く。
 これからもずっと変わらないでほしい。
 さて次はいつ、どこへ行こうか、ともう考えてしまう私です。
 今日の万歩計4068歩

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