||||||||||  Madam のベトナム日記  ||||||||||

= 2003年9月30日〜10月7日 =
9月30日、ベトナムへ
10月1日:ハノイ2日目、Truongさんの奥さんは
10月2日:ハノイ3日目、カラオケに行く
10月3日:ハノイ4日目、バチャン村、Haさん
10月4日:ハノイ5日目、湖一周競輪、イベント
10月5日:ホーチミン1日目、変わった町、停電
10月6日:ホーチミン2日目、キムさん、ダオさんとの再会
10月7日:帰国

 ● 9月30日(火)                                        -ベトナムへ-

 さわやかな秋晴れの気持ちの良い朝。まさに晴れ女の旅立ちにピッタリの日。

 今回は9月18日より就航したベトナム航空、福岡〜ホーチミン直行便を利用することとなった。
 毎回利用していたCHINA AIRの台北トランジットはまだなんとなくSARSの問題が不安だし、 どうも他の航空会社は時間のロスが多く、まあせっかく直行便が出来たことだし、ととりあえず乗ってみる事に。
 ただアジアフォーカス映画祭が終わったら即、と思ってチケットをお願いしたら、 週3便しか飛ばないので行ける日、帰れる日が限られ、結局月末日の出国となった。まあ仕方が無い。
 ベトナムへ通い始めた頃は福岡から直行便が飛ぶ、なんて想像すら出来なかったけれど、 ベトナムとの関係がそれだけ強くなってきた、ということでしょう。
 快晴の空へ飛び立った10;30ホーチミン行きベトナム航空VN961便のお客は4割程度。ほとんどがツアー客のよう。

   5時間の飛行時間中は他の航空会社の国際線と比べるとちょっと退屈。映画の上映もなければ、音楽も聴けない。それを見越してか、 食事が終わったらさっさと窓を閉めさせられた。もう寝るしかない!
 でも真っ昼間にそう簡単には眠れない。が時だけは何となく過ぎて、いつしか曇って蒸し暑いホーチミンへ着いた。
 SARSの影響でしょう。今までなかった問診票を書かされたし、テロへの警戒心からかチェックが厳しい。 万歩計で引っかかったのは初めて。

   ホーチミンで国内線へ乗り換えるのは初めてだったし、1時間しか余裕がないのに大丈夫かな?と思っていたが、 係員の適切な誘導でスムーズに移れた。が待っている間に急に激しい雨が降り出し、それは待合室から飛行機も見えなくなるほど。 どしゃ降りを眺めながら小康状態になるのを待っていた。

 30分遅れで出発した満席のハノイ行きは最新のボーイング777型機。 機体もブルーグレーに渋い金の蓮のマークのおしゃれなデザインに変わっている。
 これをどうして国際線に先にまわしてくれないのか、と思うくらい立派。
 それぞれの席の前にモニターが付いていて、座席のリモコンでゲームやビデオや音楽が楽しめる。 お陰で2時間のフライトも退屈せずに済んだ。前回は見かけなかったが、近頃たくさん導入したようで、 こんな所にもベトナムの急激な発展ぶりを窺い知れる。

 着いたハノイは気温30度。蒸し暑い。
 タクシーに乗るつもりだったが、目の前にちょうど止まったミニバスに再度乗ってみることに。
 以前乗って忘れ物でどたばたしたので、もう乗るまい、と思ってはいたけれど、 一人でタクシーに乗るよりは面白いハプニングが起きそうで。
 ぎゅうぎゅうに荷物と人を積み込んだミニバスは庶民的で楽しい。隣は英語の先生を目指しているという女学生で、 ハノイ市内までの道中、学校の事など色々と話してくれた。
 やっぱりいろんな人に出会えるのが良い。そして$2とは!

 ホテルに着いて荷物を置いたらすぐに街へ飛び出した。もう18;00を過ぎてはいるのだけれど、周れるところは周っておきたい。

 あちこちお店を覗いてから、ネットカフェで書き込みをしていて気づいたらもう21;40。 昨日から楽しみにしていたのに、ベトナム初ご飯を忘れてた!
 といってもどこも閉まっていて、結局明かりを頼りにホエンキエム湖のほとりのカフェへ。 でもここも食事は終わったとのことで、仕方なくフランスパンサンドを無理やり頼み込んで作ってもらって食べる。
 楽しみにしていた割には質素な初ベトナムご飯となった。やれやれ。

 殆ど飛行機の中ですごした一日だったけれど、ちょっと疲れた。

今日の万歩計 7071歩。
ベトナム雑貨待合室
     土砂降りの雨に、待合室でみんな待ちくたびれて

 ● 10月1日(水)                        ハノイ2日目-Truongさんの奥さんは-

 疲れのせいかすっきりと起きれない。
 曇って蒸し暑い。

 旧市街のタマリンドカフェへ歩いて朝食を食べに行く。 ベジタビリアン志向で欧米人や日本人に人気の店。 どうしても旅行中は炭水化物系が多くなるので、できるだけ野菜を取るようにしているが、 ここの野菜いっぱいのオムレツ、おいしかった〜。
 帰り道に近くの路地の市場を覗く。狭い路地の両側にたくさんの新鮮な食材が並び、活気があって、元気をもらえる所。 ここへ来ると食材の面白さにちょっとはまってしまい、ついつい長居をしてしまう。

 今日は自転車で効率よく回る事に。
 馴染みの道を自転車で行くと、まるで早送りしているかのように状況が変わっているのがよくわかる。 またまたおみやげ屋さんの増えた事。そしておしゃれになった。古びていた建物もどんどん改装され、きれいになっている。
 数件の有名なお店が半分たたんだり、品物がなくなってがらんとしているので、どうしたことか、と聞いてみたら、 景気が悪いのではなく、ほとんどが支店を新しくオープンして移転したからだとのこと。やはりすごい発展振り!

 Truongさんの所へお土産のSAKEを持って挨拶に行ったら、ここもギャラリー風にお店の内装を変えていた。 SARSの影響も何のその、むしろ輸出量が増えて大忙しで、お店がほったらかしになっているとうれしい悲鳴を上げている。
 話の中でニコニコして話し出したのが奥さんのこと。 なんと8歳と1歳の子供を置いて1年間シンガポールとアメリカに留学するそう。
 以前もオーストラリアに短期留学をしたりしていたけれど。
 「子供は?仕事はどうするの?」と聞いてみたら、「何とかなるよ」と。日本ではほとんど考えられない事。 こんなところもベトナム女性の強さでしょうか?
 子供や仕事の心配よりも、むしろ1年後に帰ってきてからの仕事の計画を熱く語ってくれたTruongさん。 こんな状況があたりまえになっているとしたら、 これからもっともっと変わっていくことでしょう。

 Minh Chiからデジカメを頼まれていたので、日本で買ったのを持って行ってあげた。ベトナムではかなり高いのだそう。 早速電池をセットして電源を入れて気がついた。表示が全て日本語。もちろん説明書も。さてどうしたものか。
 親切心と責任感で「訳してあげる」なんて言って、近くのカフェでお茶を飲みながら訳し始めたのだけれど、かなりのページ数。 1時間してもさほどページは進まない。そのうちベトナムで貴重な時間を費やすのがもったいないような気
ベトナム雑貨朝の市場
            朝の市場
になって、Minh Chiの所へ戻り、日本に帰って英語版をメーカーから取り寄せて送ってあげる約束をした。
 安請け合いするのも考え物。国の違いを考えておかねば!

 夜はYさんの紹介で知り合ったVANさんが食事に誘ってくれた。
 行った所はホエンキエム湖のほとりのベトナム料理のレストラン。 いつも来たかったのだけれど、一人では入りづらくて控えていた所だったので、うれしい。
 がやはり人気店で店内は満席。仕方なく予約してVANさんの家で時間つぶしをし、1時間待ってやっと入れた。
 民族音楽の楽団の演奏する中、見た目もきれいでおいしい料理が並ぶ。国は違えど楽しい主婦同士の会話を楽しみながら、 ベトナム料理フルコースをたっぷりと味わった。

 万歩計16914歩

 ● 10月2日(木)                              ハノイ3日目-カラオケに行く-

 6;30起床。疲れているはずなのに、思ったより早く目がさめた。
 朝からからりと晴れ、今日は暑くなりそう。

 昨日食べ過ぎたせいか、暑さのせいかあまり食欲も湧かない。
 どこへ行こうか、と考えて久しぶりに旧市街の「バケット&チョコレート」へ。 冷たいアイステイーとレモンの酸味が効いたレモンタルトを朝食がわりに食べながら、 ガラス越しに旧市街の通りのラッシュの賑わいをしばらく見て過ごす。

 日が昇るにしたがってぐんぐん気温も上がる。暑い!今日は近場を歩いて回る事に。
 帽子に長袖シャツの対日焼けの完全防備は蒸し暑い。 ベトナムまで来てね〜、なんて思ってしまうのだけど。

 お昼は前から行きたかった旧市街のQUAC HOA HOTELで、と思って地図を片手に行くと、改装中でお休み。 改装前でもフランス領時代のシックな建物として有名だったのに、さてどんなに変わるのだろう?
 それで急に思い付いたホテル近くの定食屋さんへ。 前回食べたすぐ後で見つけ、満席の入りにさぞかし、と残念に思った所だった。がここも閉じている。
 仕方なく隣のインド風カレー屋さんへ入る。けっこうインド風のはベトナムにもあるのだけれど、 何もベトナムまで来て食べる事もなかろうと避けていた。が豆と野菜たっぷりのスパーシーなカレーはなかなかおいしい。

 今まで初対面の人から「日本人?」「どこから?トーキョー?オーサカ?」と聞かれて「福岡」と答えてもみんな知らなかったけれど 、今回は「あ〜、テレビ見た」とか「知っている」と誰もが。
 ベトナム航空福岡〜ホーチミン線就航をテレビや新聞で大々的にやってくれたようで、ベトナムでの知名度もぐんとあがり、 ちょっと鼻が高い。
 そして今回は5月に就航記念パーテイーでベトナムの首相にお目にかかった折りに撮ったツーショットが効果有りで、反応が面白い。
 色々な人に見せると「すごい!」を連発しては誇らしげに周りの人を呼んでは見せびらかしてくれる。 さも自分の友達が大人物のように。
 首相は全く記憶にない事だろうから、ちょっと恥ずかしい時もあるのだけれど。

 夜はOANと来る前からメールで約束していたカラオケへ。
 赴任の日本人向けの豪華で体育館のように広いカラオケには以前行った事があるけれど、 地元の人達が行くような所は初めてで興味深い。
 OANの仕事が終わる20;00にオフィスで待ち合わせ。以前ホテルスタッフだったHuong、 その友達で以前他のネットカフェでお世話になったBinh君、 病院でソシアルウオーカーをしているタイ人のToby君、と5人でハンザ市場近くのカラオケ店へ出かけた。

 設備は日本のカラオケとほとんど変わらない。歌はもちろんベトナム語のが多いが、ついで多いのが中国語、韓国語、 そして英語と続く。
 「日本語のもあるから大丈夫よ」なんてOanは言ってたけれど、1曲もなし。聞けば中国人や韓国人はかなり多いけれど、 日本人はほとんど来ないとの事。 仕方なく私はアメリカンポップスを歌った。
 それにしてもみんな良く歌を知っている。誰かが歌い始めるとみんなで大合唱になる。かなり通っているようで、若い人たちの娯楽No.1かな?
 たっぷり2時間歌って飲み物を飲んで5人で〆て188000ドーン(1500円程)。日本よりは安いと思うけれど、こちらの収入の中では、 さてどうだろう?

 心地よい夜風を受けながらHoungのバイクで送ってもらって帰ってきたが、またしてもホテルの門限11;00に遅刻。困ったもんだ〜.

 万歩計11131歩。
ベトナム雑貨カラオケ
            カラオケは楽し

 ● 10月3日(金)                         ハノイ4日目−バチャン村、Haさん-

 6:00起床。くもりぞら、昨日よりは幾分涼しく、降るかな?と思っていたけれど、 日が昇るにつれ晴れて、だんだん暑くなってきた。

 午前中はTruongさんと陶器の村バチャンへ行く事に。
 途中の交通渋滞のすごい事。車だけでなく、バイクや自転車までも動けず、 いままでなら10分程だったホン川を渡るのに1時間くらいかかった。 車が少なかったほんの数年前、いや数ヶ月前までこんなことはなかったのに。車が急激に増えたことを実感する。

 川を渡るとのんびりとした川の堤のでこぼこ道をいつも揺られながら行っていたのだけれど、 ここもいつのまにかきれいに舗装されているし、村はずれの立派な陶器御殿がまたまた増えた。
 村の中に入るとほとんどの店がきれいに立て替えられ、昔の”村”のイメージはもう無い。Huanさんの店も取り壊され、 5階建ての巨大なビルを建造中。驚くばかりの発展振り。
 バチャン焼きの人気でいまや世界中に輸出されている事を思えば、あたりまえのことかも知れないけれど。

 たっぷりと楽しんだ後ハノイへ戻ってTruongさんお勧めのブンチャ屋さんにお昼を食べに行く。人気の店のようでどの階も満席。 結局5階まで上り詰めてやっと座れた。甘すっぱいたれにつけて焼肉と食べるブン(米の麺)がおいしい。

 夕方Vanさんが迎えに来てくれ、Haさんのお宅へ連れて行ってくれる事に。
 奥様のなさっていた雑貨のお店が気に入っていたのだけれど、 忙しくてお店を閉じられ、気になっていたし、またご主人様が画家という事でぜひとも再度お目にかかりたかった方。 たまたまVanさんのお知りあいだということがわかり、お宅へ伺えることになった。

 奥様はよく覚えていてくださっていたし、ご主人様の絵を見せていただきながら話していて、描いていただくことになった。
 太字用のマジックで下書きもなくすらすらと描いていただいた私の横顔は、短い時間ながらもよく特徴を捉えていてすばらしいもの。 刻印もちゃんと打って、思いもかけずいただけて驚いた。日本に帰ったらちゃんと額に入れて宝物にしようっと。

 夕食はVanさんと大好きなコムビンザン(お惣菜やさん)へ。今回はあまり時間が無くて行きたくても行けずにいたのでうれしい。 空心菜や魚の煮付けなどの定番のお惣菜がおいしかった。

        閑静なたたずまいのHanさんのお宅
かえりにVanさんのお宅へ寄ってお茶をご馳走になる。
 すごい事に、親日家のVanさんのお宅ではリアルタイムにNHKがテレビで見れるようになっている。
 ちょうどニュースで今年はよく起こっている米泥棒の事をやっていた。
 まだ起こっているのか、と思いながらVanさんやご主人さまと一緒に黙って見ていたが、ちょっと恥ずかしくなる。
 ご夫妻もそんな気落ちを気遣ってか、ただじっとテレビを見つめるだけで一言もおっしゃらない。
 一流国家でベトナムの人たちの憧れの国日本。 何も口にはなさらなかったけれど、さてどう思われたことだろう。

 万歩計12975歩
 今回はあまり歩いてないな〜。

 ● 10月4日(土)                        ハノイ5日目−湖一周競輪、イベント-

 朝から暑い。

 ちょっと寝坊して8;00にホテルを出るといつに無く大通りの込みようがすごい。
 何かな?と思ってホエンキエム湖の所へ来たら、たくさんの警察官が立ってロープが張られ進入禁止。人垣も出来ているし、 テレビの中継車まで来ている。
 そうするうちにパトカーに先導されて競輪の自転車軍団が走ってきた。なんと湖の周りすべてを進入禁止にして、 ホエンキエム湖1週競輪をやっている。1週2、3キロ位だろうか?しばらくするとまた走ってくる。
 スポーツ大会の一環のようだけれど、町の一番中心部で、朝のラッシュ時のこの時間帯に、車やバイクの往来の多い 湖の周りを進入禁止にして迂回させたら交通渋滞も起こるはず。そんなこと考えないのかな〜?
 でもまあなかなか出会えないことだから、私にとってはラッキーだったかも。野次馬根性を出してしばらく見物させてもらった。 競輪をこんなに近くで見たのは始めて。

 お昼は久しぶりにハノイガーデンへ。
 パイナップルの中に入ったえびのシチューをオーダー。えびがたっぷり入っているし、パイナップルの酸味が少し移っておいしい。 クーラーの効いたシンプルでおしゃれなインテリアが余計に食を進ませる。
 今回は前回に比べるとハノイでの滞在時間が短いので大忙し。あれだけ事前に食べるところのリストアップをしていたのに、 回れずちょっと悔しい思い。次回はもう少し時間を取りたいもんです。

 いろいろなお店を回っては時間が気になり、「後でまた来るね」と口約束ばかりしたのが 全部今日に重なってしまって朝から大忙し。 計画では最後の今日を優雅に過ごすつもりだったのだけれど、計画通りには行かないものだ。

 夕方、通りを歩いているとまたまた大渋滞。ホエンキエム湖の方からバスが入るのがやっとの脇道に すべての車やバイクが迂回させられて、それはひどい状態。
 何事か?と見に行ったら、進入禁止になった所に舞台ができ、踊りや民族楽団の演奏が行われていて、たくさんの人が見ている。 近くの広場には夜店もたくさん出ているし、絹織物展示会場のような所も。
 いろいろな人に「何?」と聞いても通じず、仕方なくわからずにあちこち見て回る。

 今年は東南アジアの国々で2年おきに行われている東南アジアのオリンピック「Sea Games」が12月にベトナムで行われるのだそうで、 朝の競輪も、そしてこの舞台もそれに関してのイベントのよう。
  本番までいろいろなイベントが計画されているようで、かなり盛り上がっている。

 どうにかこうにか片が付いた。
 最後の夜、土曜の夜だし少々お祭り気分もあって、にぎやかな旧市街をのんびりと歩いてみた。
 ハノイをたっぷり満喫するには短すぎる。もっといれたら...

 明日はホーチミン。
 約1年ぶりのホーチミン、さぞかし変わっていることだろう。 それも楽しみなのだけれど。

 万歩計 16012歩
ベトナム雑貨ホエンキエム湖一周競輪
             ホエンキエム湖一周競輪

 ● 10月5日(日)                       ホーチミン1日目−変わった町、停電-

 4;00起床、5:00に予約したタクシーで真っ暗闇の中をノイバイ空港へ。
 シンガポールへのトランジット客が多く満席の7:00Vietnam航空ホーチミン行きに乗り込む。

 着いたホーチミンは気温32度。からりと晴れてしっかり暑い。
 ホテルに着くまではさほど思わなかったけれど、やっぱり随分と変わった。
 次の通りの先には高架になった立派な橋が出来、今まで目立たなかったのが、 急に「ハイウエイ」という言葉が似合いそうな道になっているし、 いつか行きたいと思っていた通りの突き当たりの大きな海鮮レストランがなくなって広い公園になっていた。

 街へ出るとレロイ通りの突き当たり市民劇場の前が、さも随分前からあるようにに落ち着いた噴水付きの公園に。 ただの2車線の大通りだったのに。
 REXホテルのお向かいの国営デパートも去年12月に改装されたのは知っていたけれど、あまりの変わりようにびっくり。
 こぎれいでまとまっているとは思うが、でもなんとなく取っ付きが悪いとでもいうか。なじみの店はほとんどなくなっているし、 なんとか言っても親しみのある所だったのに。

 カフェバクダンも近代的な6F建てのビルになって神々しいばかり。
 どこも作ったばかり、という感じではなく、以前からあったようにしっくりと馴染んでいて、ちょっと浦島太郎の気分。

 ホーチミンの方も「SEA GAMES 2003」で盛り上がっていて、町中その旗や看板がいっぱい。 国中にスタジアム等がたくさん建設されるそうで、 国中が各国の要人を迎えるために町中の整備を急いでいるようで、SEA GANE 2003のお陰で急激にきれいになる事だろう。

 レタントン通りへ行ったらどこの店も暗い。ろうそくを点しているところもある。何かのイベントかな?と思っていたら停電。 レロイ通りへ回ったら通りが真っ暗で動くバイクのライトだけが明るい。
 さりとてニューヨークの停電と違い、「またしても」という感じでみんないたって平気。なじみのお姉さんのお店でも 「あと10分で大丈夫よ」だけ。(かなり長かったけれど。)
 ハノイでは何度かあったけれど、ホーチミンでは初めて。底辺の部分の整備は少々遅れ気味?「Sea Games 2003」大丈夫かな?

 歩いていて今回初めてATMの文字が目に付いた。やっと銀行で導入され始めたようで、どんなかな?と思って銀行へ入ってみたが、 まだみんなが使っている風はない。

   2車線の道路だった真ん中にいつの間にか公園が
 でも今後急速に普及すること間違いなし!
 そして見かけたADSL。やっとか〜。
 日本と比べるとネットカフェでの速度が遅くて、いらいらする事があったし、 以前に比べるとシャットダウンすることも少なくなったので、随分とよくなったとは思うのだけれど、やっぱり不便だった。
 これからこちらも急速に普及して行くことだろう。

 ずいぶんと町中を歩きまわって日も暮れ、涼しい夜風を受けながら歩いて帰る。
 出来た時はミスマッチ!と思ったオーロラビジョンが真っ暗な停電の中でも大きくくっきりときれいな映像を写しだし、 下に出来た公園ともいつしか馴染んで、良いムードになっている。
 いつの間にかホーチミンの一つの顔になってしまった。

 万歩計 15792歩

 ● 10月6日(月)                  ホーチミン2日目-キムさん、ダオさんとの再会-

 6;00起床。朝から晴れて暑い。
 早く起きたからには裏路地の市場へ行かなくちゃ。
庶民の生活が垣間見れ、活気があって、元気をもらえるし、一番季節感を感じる大好きな所。
 今は果物の種類も少ないが、日本と同じく秋?柿がたくさん売られている。

 市場の中で手際良く作るおばあさんのバインセオ(ベトナム風お好み焼き)が美味しそうで、 作るそばに座り込んで作り方を見物させてもらった。
 我が家でやってもうまくできないのを、自信たっぷりにベトナム語で丁寧に教えてくれる。 出来立ての熱々を身振り手振りの指南どうりに食べる。おばあさんのやさしい笑顔を見ながら作る横で食べるのは美味しかった。

 今日は先日の「アジアフォーカス福岡映画祭」で上映されたベトナム映画「天の網」の主演男優ダオさんと女優のキムさんと会う日。
 インタビューさせていただいた折に、30日からの訪越のことを言うとぜひ会いましょう、と快く言って下さり、 連絡を取って再会となった。

 12:00にキムさんがホテルまで迎えに来てくれ、ダオさん経営のレストランでお薦めの料理をご馳走になる。
 ダオさんは俳優としてだけでなく監督としても有名な方。又若手の俳優の育成にも尽力していらっしゃるそうで、 午前中はその指導をしてこられたそう。
 キムさんは俳優、歌手、そしてモデルでもある。
 彼女のモデルとしての写真を見せてもらい、 発売されているCDをプレゼントしてもらった。ともかく大忙しのお2人。でもとても喜んでくださり、 美味しい料理を食べながら映画や福岡での話など弾んだ。そして次回の訪越の折にはスタジオ見学をさせていただく事に。

 キムさんに「日本で一番美味しかったのは何?」「Japanese Noodle。もう最高!あんな美味しいもの食べたことない。 もう一度食べたい!」
 「ああうどんね、美味しいよね」なんて話していたけれど、どうも違う。 その店の前で取った写真を見せてもらって判った。 近頃日本中で大人気の「一風堂」のラーメン。やっぱり豚骨ラーメンはアジアの味だ。

 「天の網」の映画はテーマも異色であれば作りも異色。今までのベトナムのイメージを変えてくれるとても印象深い作品だったが、 やはり評価は高いようで、12月には上海映画祭、来年はドイツの映画祭で上映されるそう。
 たまたま私が友達と12月に上海ガニを食べに行く計画をしている事を話すと、では次回は上海で会いましょう、ということになった。
 又ダオさんが今度撮られた作品が日本でも上映されるかも、ということもあり、これから会う機会が随分とありそう。
 それにしても盛り上がって調子に乗って約束してしまったけれど、毎年計画しても忙しさでつぶれる12月の上海がにツアー。 今年こそはこれで実現できるかも。

 今日がベトナム最後の日とあって、気になるところをあちこち回る。一時期よりは観光客も少ないように思える。

 ホテルに戻るとフロントの女の子が「さっきの女性はキム・カインでしょ?」「どうして知っているの?」 「有名な歌手で映画俳優よ」と興味津々。
 ベトナムでの知名度も知らずに図々しくご一緒したけれど、そうなのかあ〜。

 たった二日の短いホーチミンでぜひともSAKO嬢に会いたくてどうにか連絡を取り、最後の最後の食事を一緒に取る
こととなった。福岡から数年前にホーチミンへ移り住んだ彼女の話はやっぱり少しなりとも聞いておきたい。
 お薦めのホーチミン初?24時間営業で大人気らしい中華レストランへ行く。
 色々な飲茶と麺を食べながら、久しぶりの再会に積もり積もった話に花が咲き、ギリギリの時間まで過ごした。

   就航したばかりの福岡〜ホーチミン線は帰りが深夜便。1:20発。 23:00にタクシーに乗って空港へ。
 付け足し付け足しで、どんどん広げて迷路のようになってきた空港もこの時間だとDUTY FREEも閉まって、 乗客も少なく閑散としている。いつも人垣の出来ている空港なのだけれど、ちょっと寂しい。
 機内はお土産いっぱいのツアー客でほぼ満席。ともかく寝るのみ。

今日の万歩計 19435歩。結構歩いた。
ベトナム雑貨市場の中で
             市場の中で

 ● 10月7日(火)                                 ホーチミン3日目-帰国-

 深夜便はなかなか眠れないし、する事もない。
 が直行便のありがたさ。5時間どうにかもち、7:50、予定の時刻より早く着いた。
 気温18度。涼しい。ほんの数時間前までの暑さがうそのよう。

 やっと我が家へたどり着いて、ホット一息。今回も良く歩いて疲れた。
 旅行中は緊張感もあり、気を抜いて安らぐことは出来ないのも疲れる。
 緑茶を飲んで、熱いお風呂に入って、と又日常生活に舞い戻ると、やっぱりいいなあ〜、と思いながらもやっぱり又行きたくなる。
 色々思い出しては遣り残したこととかが思い出されてきて心残りも。

 と言っても色々とたまった仕事をまずは片付けねば!
 いただいたキムさんのCD、そして今回やっと見つけたダン・タイ・ソンのショパンのベトナムのCDをBGMにしながらの作業は心地よく、 疲れは癒される。

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