||||||||||  Madam のベトナム日記  ||||||||||

= 2004年4月18日〜4月27日 =
同行のWebデザイナーHOURYの日記もお楽しみください。

4月18日:ベトナムへ
4月19日:ハノイ1日目、コインをゲット!シクロ初乗り
4月20日:ハノイ2日目、Cafe Goeth &ホアスア
4月21日:ハノイ3日目、駐車場・ブンボー
4月22日:ハノイ4日目、バチャン村・にわか雨
4月23日:ハノイ5日目、ハノイ最後の日
4月24日:ホーチミン1日目、変貌のHCM
4月25日:ホーチミン2日目、選挙・イースターミサ
4月26日:ホーチミン3日目、クチトンネル・ラフネソレ
4月27日:帰国日

 ● 4月18日(日)                                        -ベトナムへ-

 くもり後雨との予想は外れ、晴れた気持ちの良い朝。 どうにか晴れ女を自負している私の力のおかげ。(とHOURYの弁)

 今回は11;00発、福岡からのベトナムAIRの直行便で行く。
 前回ベトナムで国内線に導入されていた新型機が早くも福岡の国際線にも登場。 シックなブルーに金色の蓮のシンボルマークのおしゃれな機体が青空に映える。 もちろん内容もレベルアップ。音楽も聴ければ、ビデオの上映もあり、どうにか5時間のフライトも退屈せずに済むようになった。

 着いたホーチミンは気温34度。蒸し暑い。入国手続きを済ませて国内線へと移動。係りのスムーズな対応でトランジットも難なく。
 16;00(日本時間18;00)発のハノイ行きに乗ってやっと夕闇迫る18;00(日本時間20;00)にハノイのノイバイ国際空港に着いた。 日本を出てから9時間は長かった。
 気温25度。ホーチミンよりはいいけれど曇って蒸し暑い。 空港前の駐車場の車の数に驚いた。出来たほんの1年前はがらがらだったのに。国際空港らしくなったこと。

 ハノイ市内迄の約40分の間に日もとっぷりと暮れたが、明かりが多くなったことに驚く。以前は真っ暗やみの中を走っていたけれど、 まず車が増え、そのヘッドライト、そしてあちこちに立った新しい家からもれる明かりでとても明るく感じる。
 空港近くの企業の大看板も増えた。 3年ぶりのHOURYの驚きようは私の想像以上だけれど、私とてもやっぱり浦島太郎状態。変わったな〜。

 いつものホテルに荷物を置いて、早速町中へ食事をしに行く。
 楽しみにしていたベトナム初ご飯に今回の食事担当HOURYが選んでくれたのはマーマイ通りのカフェ69。 有名な所だけれど、前を通るばかりで入るのは初めて。 古い民家を改造したシックでおしゃれな内装は天井が高く、大きな茶色の梁が良いムード。 一日機内食攻めだったけれど、頼んだ軽めの鶏入り炒め麺がおいしかった。

 鶏インフルエンザの影響もほとんどなくなったようで、町中では何事もなかったように鶏も卵も売られている。 鶏のフォーも心配せずに食べれそうだし、大好きな市場へも行けそうで良かった。
 そして今回感じたのは、ベトナムは世界で一番平和な国かも知れない、と言うこと。 世界のほとんどの国が今関係しているイラク戦争や宗教問題、人質事件などが、 新聞を見てもテレビのニュースでもほとんど扱われいない。 イスラムの人たちも少なく、また派遣などの心配もないベトナム。 毎日のニュースのトップでなんとなく慣れてしまっている日本の状況が少々恐くなってしまった。

 日本にいるときはほとんど動かないずぼらの私がベトナムへ来たら人が変わったように動く。 その記録として、自分  
の頑張りの証として毎回万歩計を持参しているが、今回も。
 今日は 7454歩。一日飛行機の中ではやはり歩数はかせげない。 あまり動きはしなかったけれど、なんとなく疲れた。

<HOURY>
 やってきました!ちょうど3年ぶりの、そして念願のベトナム!
 今回は2度目ということもあり、やりたいこと、食べたいもので頭の中はいっぱい。

 まず驚いたのはノイバイ空港の変貌ぶり。あの古びたコンクリートの塊はどこへやら。 3年でこんなにも?じゃぁこの先3年後にはどうなるの?と余計な心配をしてしまった。
 前は鬱陶しいと感じていたバイクの多さも、今回は不思議と気にならない。 それよりもやっぱりこの活気。じっとしていることがもったいなく感じられるほど。
  ベトナム雑貨マイマー通りのカフェ
             マイマー通りのカフェ69

 ● 4月19日(月)                    ハノイ1日目-コインをゲット!シクロ初乗り-

 6;30に目が覚める。
 昨日は移動のみだったけれど、やっぱり疲れていたようで、二人とも爆睡。 そして起きてもどこかがこわっているようなけだるい感じ。 と言ってものんびりもしていられない。早速町中へ飛び出す。 朝から晴れて暑い。28度位かな?

 歩いていると朝ご飯の時間、いろいろなものが売られているのがおいしそうでついつい買ってしまう。 肉のそぼろがかけられたピーナッツいりおこわ、ジューシーな肉まんをほおばりながら、 おしゃれな「バゲット&チョコレート」まで行きモーニング。ここはやっぱりタルトなどがおいしそうで、 結局メインはお菓子になってしまった。

 帰りはドンズアン市場から旧市街をあちこち歩く。 同じ業種が並ぶ迷路のような路地が面白い。

 アート通りへと行くとここもずいぶんと様子が変わった。 以前は天秤棒のおばさん達が並んで市をなす面白い通りだったのに、規制がしかれ、厳しくなったようで、 市はなくなり、ちゃんとした店舗のみで面白味がなくなった。 あのおばさん達はどこへ行ってしまったのだろう?

 今日両替をしたらコインが来た。コインが出たとは聞いていたけれど、見るのは初めて。 紙幣だけの国だったベトナムでこれは画期的な事。
 嬉しくて両替商の宝石屋さんの中で記念撮影をしたりしてはしゃいでいたのはさぞかしおかしかったことだろう。 周りの人たちがあきれてしまっていた。
 「もっとコインと両替したい」と言ったら、「無い」との事。こちらも日本の2000円札状態かな? 後で聞いたら、今まで紙幣だけだったので、どうも重いし、小さいしで、持ち運びに不便らしく、 みんな使いたがらないし、銀行も出さないのだそうで、ほとんど巷で流通していないそう。 と言うことは今日手に入れたコインは希少価値!大事にしなくては。幻のコインになる可能性充分にあり!

 夕方VANさんが会いに来てくれ、おいしい鶏のおかゆの店へ連れていってくれた。
 人気のほどは満席の人でよく分かる。だしのしっかりと効いたおいしいおかゆはさすが。 前回食べていないので絶対!と言っていたHOURYは特に大満足のよう。
 「食後のお茶は我が家でどうぞ」と誘われるままに図々しくお宅にお邪魔することになった。
 彼女はバイクで帰るのだけれど、私とHOURYのためにシクロを手配してくれた。 実は私もHOURYもシクロは初めて。乗っては見たかったけれどいろいろとトラブルも多いと聞き、 私もいままで控えていた。
 が彼女が手配してくれたし、真横について走ってくれるので安心。 さわやかな風を受けて心地よい揺れで走るシクロはなかなか快適。 でもバスがすれすれの真横に来たりするとちょっとスリリング。 2人でわーわー言いながらシクロ初体験はしっかりと楽しめた。

万歩計 12281歩  
ベトナム雑貨バゲット&チョコレート
      旧市街のおしゃれな”バゲット&チョコレート”

<HOURY>
 今回は以前とは違い、自然とベトナムを楽しんでいる自分がいる。人と会って挨拶を交わす、 ごく当たり前のことがとても新鮮に感じられる。
 思えば、日本では町中でこんなに挨拶する事ってあったかな?

 今日は天気も良く、日差しが強いためか顔や腕がヒリヒリと火照っている。
 町中はバイクと車の波が絶えない。たぶん排気ガスのせいだろう、Madamも私もクシャミを連発する。
 そして以前には余り目立たなかった電線が数を増やして低く垂れ下がっている。
 でも、一番変わったところといえば、ベトナムの女の子たちかもしれない。 服装や髪型、アクセサリー、みんなとてもおしゃれ!はい、とても参考になります。

 ● 4月20日(火)                       ハノイ2日目-Cafe Goeth &ホアスア-

 朝からしっかりと晴れて暑くなりそう。 湿気はさほどでも無く、さらっとした風が心地良い。

 歩いて出かけるので、帽子に長袖シャツの完全防備のいでたちは見るからに暑そう。 ブームの美白をあれこれ試したこの冬の努力?が〜、と思うのだけれど、色白を保ちたい人はベトナムなんかに来るな!と言われそう。 そのうち暑さに負けてどうでも良くなってくるのだけれど。

 朝食は教会そばの小さなカフェで。
 待っている間に女の子日が本語を教えてくれ、との事で二人で教えるが、なかなか覚えてくれない。 でもそんなやり取りが楽しくて、待っている時間も楽しめる。
 HOURYはここで辛いフォーボーフェを頼み、私はパンサンドを。ベトナムへ来てから二人して朝からしっかり食べる事!

 あちこち歩いて、さてお昼はどこで、と思っていたらちょうど真ん前に真っ白な新しい建物「Cafe Goethe」。前回はなかった。 たくさんの欧米人が食事をしていたので、そのおしゃれな外観に引かれてお茶だけでもと入ってみる。
 オープンしたばかりのドイツの教育機関のようで、おしゃれなインテリアの室内、白い建物に囲まれたパテイオ、 雰囲気からおいしそうで、ここでお昼を取る事にした。 頼んだ鶏の腿のステーキ、フィッシュフライはおいしくて飛び込みの割には大正解!「ホアスア」でランチ、の予定は急遽夜に変更。

 ホテル近くの通りを見て歩く。
 以前は何もない通りだったけれど、近年どんどん新しく お店が開店しはじめ、いつの間にかおしゃれなブテイック通りになってしまった。
 教会前の通りにもPARIS DELIが支店を出し、ますますおしゃれになってきた。あと数年したらどうなる事だろう。
 そしてそれに半比例して少なくなっていく天秤棒のおばさん達や路上の食べ物屋さん達。おしゃれになるのは良いけれど、 ちょっとさびしい気も。

 毎回ハノイで日本語が使えるネットカフェを探すのは大変だった。あっても遅いし、すぐ止まるし。
 でも今回は数件新しい所を見つけた。しかも早くて日本との差をあまり感じない。 よくよく見るとISDNやADSLが導入されている所が結構ある。いや〜すごい。 今までの状況から考えると感動してしまう出来事なのです。
 特に今回はホテルの斜め前のOANのオフィスが近くて便利で快適なので毎日お世話になることに。 ありがたい!OANとの話も楽しいし。

 夜はフランスのNGOが運営しているレストラン「ホアスア」へ行く。 若い人たちの訓練をもかねているところだけれど、その味が良くて評判のレストラン。
 住宅街の奥まった所の瀟洒な白亜の建物は雰囲気も良く、静かでゆっくりと食事できる所で欧米人が多い。
2階のオープンエアのテラス席で人気のメニューを食べた。
 教官?の厳しいチェックの中、訓練中の方たちの丁寧な対応が初々しくて感じが良いし、 料理もおいしく、リーズナブルプライスもうれしい。涼しい夜風に疲れも癒される良い夜のひとときが過ごせた。
 良い気分になって涼しくなった通りをほろ酔い気分で歩いて帰る。
 万歩計 15699歩

<HOURY>
 今日は朝からよく歩いた。日頃の運動不足がたたって、夕方頃には気持ちに足がなかなか付いてこなくなっていた。

 それにしてもベトナムの人たちは勉強熱心だ。以前に比べて日本語の上手な店員さんが増えたように思う。
 3年経った今でも英語すら満足に話せない自分がとても恥ずかしい。私ももっと成長しなければ!

        新しく出来た”Cafe Goeth"のパテイオ

 ● 4月21日(水)                           ハノイ3日目−駐車場・ブンボー-

 昨日もしっかりと歩いて疲れたはずなのに結構早くに目が覚める。二人ともすこぶる元気。
 ベトナムに来てからほとんど毎日7時前から食事に行ってしっかり食べているなんて日本では考えられない行動。 これが元気の秘訣かな?
 今朝はホエンキエム湖のほとりのカフェでフランスパンサンドを。 今日は曇っているし、湿気が多くて蒸し暑いけれど、湖を渡る風が心地よい。

 あちこちの通りを行ったり来たりしながらお店を見てまわる。
 歩きながら今回初めて見つけたバイクと車のパーキング。やっぱりこれだけ増えたら必要でしょう。
 ハンガイ通りのはバイク専用。一日止めて1000ドーン(約7円)とはうらやましい。 メインの通りには止めてはいけないことになったそうだし、安いこともあってか需要は多いようでたくさん止められている。 他の所には駐車場もあるけれど止めれる台数が少ない。
 でもこれは序の口。増え続ける車とバイクにこれからどう対処していくのかな?ベトナムの対処の仕方にとても興味がある。

 お昼はハンザ市場の近くの有名店でブンボー(牛肉入り麺)を。
 さすが有名店だけあって数階ある店にぎっしり並んだ椅子とテーブルは満席。案内された相席に座った途端ブンボーが出てきた。 周りの人達が「こうやって混ぜてから食べるのよ」と指南。ひき割りピーナッツがいっぱいかけられ、 牛肉、野菜たっぷりのボリュームだけれど見事に完食!(良く食べる事!)

 夜は6年ハノイにお住まいのSさんとお会いしてお勧めのインド料理へ。
 長く住んでいらっしゃるとベトナム料理よりも他の料理を食べたくなられるのだそう。いやあ〜飽きるまで食べてみたいものです。
 カレーももちろんだけれど、チーズ入りや野菜入りナンがおいしくて、食べながらいろいろな日越比較文化の話を伺った。
 万歩計 17921歩

<HOURY>
 今日は午前中、Madamとは別行動をとって散歩へ出かけた。いつも迷子になるのを恐れて金魚のフン状態になってばかりの私だが、 今回こそはとちょっと勇気を出してみた。
ベトナム雑貨ホエンキエム湖の朝
           ホエンキエム湖の朝
 ホアンキエム湖をぐるっと一周する徒歩30分ほどの小さな旅。とりあえずの目的は国際郵便局にてエアメールを出すこと。 まるで「はじめてのおつかい」状態だ。
 湖の周りは緑とカフェと公園に囲まれていて、絶好のお散歩コースなのだが、緊張しているとなかなか楽しむ余裕がない。
 しかも、少し立ち止まって写真を撮ったりしていると、物売りの人などに声をかけられるからまた落ち着かない。

 どうにかこうにか難関?を乗り越え、国際郵便局にたどり着くと、 そこはいたってシンプルな内装で天井の高いひんやりとした空間。 入り口近くのベンチに座り、ハガキ(旦那宛)に住所と文章を書いて切手(およそ50円)を買い、それをポストに投函。 自分が帰国するまでに無事に届くといいのだけれど。
 ともあれ楽しみだ。(緊張していて書いた内容を覚えていないので・・・)

 ● 4月22日(木)                        ハノイ4日目-バチャン村・にわか雨-

 毎日朝早くから行動する元気に自分達が一番驚いている。 今日は曇って蒸し暑い。

 久しぶりにアート通りのフォー屋さんへ。
 以前、朝は市ができ、にぎやかだった通りは取締りが厳しくなり、少し殺風景で静かな通りになってしまった。 以前の活気が思い出される。
 中ほどの評判の良いフォー屋さん。いつものおばさんがいなくてメニューも変わった。 言われるままに鶏のおかゆと鶏肉をかけたおこわをオーダー。このおこわは初めてだったけれど、美味しい。

 午前中は 陶器のバチャン村へ行く。
 ここも来るたびにその様子を変える所。数年前はぬかるみの泥んこ道だったのに、 今は舗装され、町の両側のお店はほとんどきれいなビルに建て替えられて、田んぼの真ん中にある村とは思えない盛況ぶり。 いまや世界中に輸出されている威力をまざまざと見せ付けられる。
 約300軒と言われる陶器屋をあちこち覗いて歩くのは面白く、時間のたつのも忘れてしまう。

 午後ハノイへ戻ってきて、あちこち歩いてお店へのオーダーの手配をチェックしてまわる。
 あるお店から出てきたら暗くて異様に蒸し暑い。
 もうそんな夕方の時間?と思って時計を見ると4時。あ、危ない。早くホテルまで戻らなくちゃ〜大変な事になる。 荷物を抱え、走ってホテルへ戻る。あと数十メーターの所で降ってきました大粒の雨。 でもまだ少し余裕なので、斜め前のOANのネットカフェへと走り込んだ。 着いた途端どしゃ降りの雨と雷。その雨のすごさは台風並み。良かった。濡れなくて。
 雨宿りがてら止むまでネットをしよう、と始めた途端、停電。真っ暗な中で仕方なく付くのを待つ。
 「どれくらい雨は続くの?」「どれくらい停電は続くの?」と聞いても「大丈夫、あと数分よ」とOAN。 でもずいぶん待っても付かず、仕方なくホテルへ戻る。
 ホテルのフロントでろうそくを渡され、 それを持って部屋へ。しばらくするとついたけれど、多いなあ〜、停電。

 夜は一雨後のさわやかな風が気持ちいいので「Vananam」へ歩いて食事に行く。
 以前「ナムフーン」で食事をした帰りに見つけ、 デザートだけしか食べなかったけれど、食事もおいしそうだったので来てみたかった所。その時広い店内は満席だったけれど、 今日は雨の後だからか差ほどでも無い。でも人気のメニューや鶏のオレンジソテーは美味しかった。 帰りはオペラハウスからホエンキエム湖の周りを回って歩いて帰る。
 湖の東側は西側や旧市街の雑踏や喧騒がうそのように落ち着いたヨーロッパの雰囲気のある地域。 ライトアップされたオペラハウスや湖周辺の建物が木々の間に浮かび上がり、昼とは違った顔を見せる素敵なお散歩コース。 足の疲れも忘れて良い気分で帰ってきた。
   万歩計 18683歩。今日は良く歩いた。

<HOURY>
 今日の午前中は、これまた3年ぶりのバチャンへ。以前行った陶器屋さんがビルに変わっていてとても驚いた。 道路も舗装され本当にひとつの街になっている。新しいデザインの陶器もたくさん。あれもこれもと見ていくうちに、 帰る頃には首や眼の奥が痛くなってしまった。

 昨日の「おつかい」のおかげか、ひとりでウロウロするのに抵抗がなくなり、午後からは自力でおみやげ探しに出かけることにした。
 買い物を一通り終えて、Madamより一足先にネットカフェへ到着。するとすぐ辺りが薄暗くなり、 ザワザワと冷たい風が吹いた直後にバケツをひっくり返したような大雨。Madam大丈夫かなぁ〜と思ったのとほぼ同時にMadam到着。 濡れずに良かったと喜んでいたら次は停電。飽きさせません、ベトナム。

        ライトアップされた夜のオペラ座

 ● 4月23日(金)                            ハノイ5日目−ハノイ最後の日-

 さすがに疲れて今日はふたりして寝坊。起きてもなんとなくけだるい。 朝からからりと晴れた良い天気。今日は暑くなりそう。

 旧市街で先日見つけたフランスパンサンド(パインミーテイット)を食べに行く。
 言われるままにある物すべて(卵、ハム、コンビーフ、パパイヤサラダなど)を入れてもらったサンドは パンのみの倍以上に膨れ上がり、ボリュームたっぷり。でも美味しくて多すぎると思った心配もどこへやら、 二人とも全部食べてしまった。(でもやっぱりちと食べ過ぎた。)

 長いかな?と思っていたハノイも今日で最後。あっという間だった。 今日は最後の調整日。あちこちに「また来るね」なんて言っておいたツケが今日に集中。もれが無いようにメモをして動く。
 以前取りに行く約束をしておいて忘れ、帰りの飛行機の中で思い出した事もあったし。 おかげで同じ通りを行ったり来たり。店先で椅子に座ってのんびりと店番している女の子達と何度挨拶した事か。

 ネットをチェックした後、Oanにお別れを言ったら、「もう6日経ったの?」とビックリしていた。 Oanとは来る度に「次回はツァーでハロン湾に行く」、と約束するのだけれど、いつも果たせない。 いつかゆっくりとハロン湾やリゾートを旅してみたいものだ、と毎回思うのだけれど。

 夕方Vanさんがお別れだから、と会いに来てくれ、またしても評判の麺をごちそうしてくれた。 何と親切な。いろいろとお世話になりっぱなしで恐縮してしまう。満席の店内で色々な話をしながら最後の夜が楽しく暮れていった。 明日の朝が早いからと早めに別れてパッキングをする。
 どうにか22;00には終わって落ち着いた。

 どたばただったけれど、まあスムーズに事は運んだかな? 今回は一度も自転車には乗らなかったけれど、しっかりと歩いて疲れた〜。

   パンやの店先で手際良くフランスパンサンドは作られる
  万歩計 16804歩

<HOURY>
 今日も午後からMadamとは別行動。まずは、3年前にも行った鳥かごのたくさん下がった隠れ家風のカフェへ。 カナリアの歌声で心も体も癒されるよう。つい一週間前に亡くなった我が家のインコを思い出し、ちょっと泣き出しそうになる。

 30分以上くつろいだ後、近くのホアロー収容所へ。19世紀末にフランスによって造られた監獄。 観覧者は私を含めて10人弱ほどで、気がつけば独房跡の前に私ひとり。かつての状況が目に浮かぶようで、 ぐっと胸が締めつけられる。
 40分ほどして外に出て、ふぅと深呼吸をする。平和が一番だ。
 その足で20分ほど歩き、おととい食べたプリンがまた食べたくなったので、教会近くのモカカフェへ。
 これがまた絶品。「お取り寄せ」したいくらい。

 ● 4月24日(土)                            ホーチミン1日目-変貌のHCM-

 4;30分起床、5;00に予約しておいたタクシーで、まだ暗くて人通りの無い町並みをハノイノイバイ空港へとひた走る。
 途中町外れの市場の横を通るのだけれど、丁度この時間が一番盛り上がっている時間。 農村から売りに来た作物を行商の叔母さん達が仕入に来、その人垣が続いて車が動かず、交通渋滞になっている。
 丁度今は百合の花の季節の様で、その量のすごい事。こんなにたくさんどこで作られているのか、 毎日こんなにたくさん誰が買うのか。

 市の賑わいでしばらく動かず心配したけれど、どうにか空港に着いた。
 チェックインを済ませて待合室で待っていると、後ろの席にどこかでお会いした方。 そうだ、去年の福岡アジア映画祭にいらしたベトナム文化省映画局の局長さんだ。
 インタビューの際にお世話になって「ハノイに来たら寄って下さい」、と言われていたので、 早速声をお掛けしたら、覚えていて下さってた。今日はホーチミン系由でヨーロッパに行かれるとの事。 今年のアジア映画祭にも来られる予定とかで、また福岡でお会いしましょう、と言って下さった。 よくもまあ、こんな所でお会いするもんだ。私にとっては奇跡に近い事。なんだか今日は良い事が有りそう。

 2時間のフライトで着いたホーチミンは蒸暑い。ハノイどころではない。立っているだけでじわっと汗が出て来る感じ。 日差しも強く帽子と長袖シャツは欠かせない。

 ハノイは空港から市内までは約30キロあり、田んぼの中の一本道をひた走るので、そののどかな光景に癒される気がするけれど、 ホーチミンは空港を出ると即街の中。バイクの洪水の中に呑まれてしまう。こちらはしっかりとそのパワーをもらえる感じ。 そしてますますすごくなったそのパワー。

 ホテルに荷物を置いて早速町中へ。ベンタイン市場、ドンコイ通りと御なじみの道を久し振りに歩き回る。 ハノイでも思ったけれど、日本人観光客が少ない。聞けば、やはり去年のSARS、今年の鶏インフルエンザで随分と減ったそう。

 お昼は雰囲気の良さそうな「KIMO cafe」がちょうど目の前に。ここも新しい所で、フランス風のインテリアで、料理もフレンチ。 ここで土曜特別ランチセットを食べる。
 平日は2:00まで19000ドーン(¥150位)でブッフェがあるそうで、これはねらい目かも。 近頃はランチセットを出すレストランが増えてきて、それの食べ歩きも楽しみになってきた。

 ハノイ同様こちらも町中に国旗の垂れ幕や国旗が飾られ、赤に染まっている。明日の選挙、4月30日のベトナム戦争終戦記念日、 5月7日のデイエンビエンフーの勝利より50周年を記念しての事らしい。
 夜になるとグエンフェ通り周辺の木や通りは電飾で飾られ、それはきれい。(でもここまでしなくても、と思うくらい派手。) その下をカップルが、家族が沢山のバイクに乗って夕涼み?デート?に繰り出し、まさにサタデーナイトフィーバー。 見ているこちらも盛り上がってくる。

 夜はドンコイ通り近くのベトナム家庭料理の店「HOANG YEN」へ。 人気の店で地元の人達でいっぱい。食べたかった紫芋のスープ、貝の醤油炒め他がおいしい。
 ウエイターにリサーチをしているから、と言うと色々親切に教えてくれたし、入れて食べるとおいしいよ、 と持ってきてくれた福神漬けにみじんきりにんにくを入れたようなお漬物。2人共とても気に入って、リサーチも念入りに。

 今回は二人してかなり色々なものを食べているのだけれど、まだ日本食は恋しいとは思わない。 やっぱり日本人の味覚と似ているからかな?何を食べてもあまり違和感は感じない。 ベトナム料理が日本で人気と言うのもうなずける。
万歩計 17876歩

<HOURY>
 飛行機が相変わらず苦手な私。先日のハノイ着の飛行機の大揺れが少しトラウマになってしまっていて、 今回も緊張が隠しきれない。
 離陸の際も、恐さの余りMadamにお願いして手を握っててもらった。 不思議なもので、それだけで随分と安心して乗っていられた。
 ご迷惑をおかけしました、Madam。帰国の時もまたよろしくお願いします。

 ホーチミンは想像以上に暑かった。日中は36℃もあったとか。 見たこともない建物や公園が増え、その変貌ぶりには圧倒されるばかり。 夜には、そこら中がネオンでいっぱいになる。
 でもゴチャゴチャしすぎて余りキレイとは言えないかも。 その点ではハノイの方が独特の雰囲気があって絵になっていたように思う。
ベトナム雑貨50周年記念
    デイエンビエンフーの戦い勝利から50周年記念

 ● 4月25日(日)                      ホーチミン2日目−選挙・イースターミサ-

 朝からからりと晴れて暑い。今日もきっと36度位にはなるだろう。

 HOURYのたっての希望で裏路地の評判のおばさんの御かゆを食べに行く。が7;40だというのにもう売りきれ。 底までかすり取られた大きな寸胴鍋が叔母さんの横にあるだけ。さすが。
 仕方なく近くでフランスパンサンドとシントー(シェイク)を買って朝食に。

 ホテルまでかえって来る間、数百メーター毎にショッキングピンクの紙切れを持った人が沢山並んでいる。そうだ今日は選挙の投票日。 ハノイでも町中、投票しよう!のポスターが張り巡らされていたし、こちらでも。
 そしてどこの投票所でも大きい音で音楽がならされ、いっぱい旗を立ててスピーカーで音楽を鳴らしつづけながら ミニバン宣伝カーがあちこち走っている。なんと賑やかで明るい事。日本の選挙とは違うし、投票率も高そう。
 でも先日お会いしたハノイ在住のSさんにその事を伺ったら、投票率は100%に近いそうだけれど、 何の選挙かわからないとの事。たぶんみんなもわかって無いらしい???
 どうも社会主義国ってやっぱり理解できない事もたくさん。 今日は1日町中うるさそう。

 以前行って雰囲気がよかったので、また行きたかった大聖堂のミサ。 そして今日はイースター。特別な礼拝だろうから、行くことにした。
 ちなみにHOURYは幼稚園はカソリック、私は中高プロテスタントだったので、少しは神様ともご縁がある。 (でもイースター礼拝に出るのは高3の時以来とは!)
 9;30からのミサは聖歌隊が歌う賛美歌とオルガンの中で荘厳に進み、普段は神も仏も無い私でも敬虔な気持ちになってくる。 神父様は英語とベトナム語で交互に。最後にパンを頂いて1時間のミサは終わった。
 私は信者らしく見えたのだろうけれど、HOURYは式次第を頂く時、パンを頂く時、2回も「貴方はカソリックですか?」と聞かれた。 どう見ても仏教徒にしか見えないのかも。

 お昼は教会のすぐ近くの「NGON(おいしい)」で。統一会堂前の「NGON」は何度か行ったけれど、姉妹店のこちらは初めて。 シックなインテリアが良くて落ち着ける所。トマトと豆腐のいため物やマッシュルーム入り野菜炒めなどがおいしかった。

 ベンタイン市場前のバスターミナルからサイゴンスターバスに乗って、中華街チョロンへ。
 ここは時々しか来ない所だけれど、そのパワーがすごくて面白く、大好きな所。薄暗い屋内に置かれた物はあふれんばかりで それには圧倒される。ただ埃っぽいのかな?2人ともクシャミが止まらなくなって早々に出てき、 近くのチェー(デザート)屋「HA KY」へ。蓮根や白きくらげが入ったチェーは初めてだったけれど、意外に良く合うのに驚いた。

 昨日教会へ行く時、横の公園で何かのイベントの準備がされていた。たくさんの屋台も出来つつ、結構大掛かりなので、 行ってみることに。ちょうどいる時のイベントはやはり見ておきたい。
 行ってみると周りはバイクでびっしり。でも柵の中に歩いて入れるので行ってみると今日はリハーサルの日で明日が本番のよう。
 公園全体がライトアップされ、電飾も大掛かり。普段着でたくさんのダンサー達が広い舞台で踊り、そのチェックがされていた。 リハーサルでこれだけの人が集るなら、本番はさぞかし盛り上がる事だろう。出来る事なら本番を見たかったのだけれど。

 近くの「ロンソン」へ焼肉を食べに行く。
にんにくのたれに漬け込んだ牛肉を七輪の網で焼きながら食べる韓国風焼肉で有名な店。
ベトナム雑貨宣伝カー
         「投票に行きましょう!」の宣伝カー
 広〜い店内は地元の人でいっぱい。もちろん人気の焼肉をオーダー。柔らかく脂身の少ない肉はいくらでも食べれる。 そして頼んだ鶏のハーブ煮。まるまる1匹をぶつぎりにしてハーブをかけられトレーに載せられて運ばれてきた。 これを暖めながら食べる。見ただけで満足するような大きさだったけれど、美味しくて食べれた。
 万歩計 20794歩。チョロン周辺を良く歩いたから?

<HOURY>
 今日の服装が悪かったのかもしれない(と思いたい)。以前にMadamからいただいた SAPAの民族織りのパンツを履いていたからに違いない(と思いたい)。
 しかし、成り行き上とはいえ、2度も嘘をついてしまった。あの時の神父様の目を思い出すと罪悪感に苛まれる。
 「またいつか、しっかりと勉強をしてきますので、今回はどうぞ許してください」

 ● 4月26日(月)                    ホーチミン3日目−クチトンネル・ラフレソネ-

 ベトナム最後の日。今日も朝から暑い。多分38℃くらいだろうか?昨日の日中もこれくらいの暑さだった。 ジット立っていても汗が噴出してくる感じ。水物が欲しくなってついついカフェに入ってしまう。

 8;00発のシンカフェツアーで半日のクチトンネル見学に出掛ける。一度は行って見たかったけれど、 1日潰すのが惜しくて毎回諦めていた所。近頃出来た半日コースならと2人で行く事にした。

 2;00戻りのコースで$4。安い!20人程の客は欧米人が殆ど。 市内を出てどんどん田舎へ向かったバスは、1時間程で果物畑とゴムの木園の中のクチトンネルに到着。
 ここはベトナム戦争の時に細いトンネルを掘ってゲリラ活動がなされた拠点。その総距離は250KMだそう。 少しだけ入らせてもらったけれど、中腰でしか通れない中は暗く、移動は大変。さぞかし大変だったろう。 着くや戦争当時のビデオを見せられ、反戦的な目的がある所かな?と思っていたが、 横の広場では銃の射撃もでき、たくさんの欧米人達がトライしている。こんなに近くで実射を見て音を聞くのは初めて。 その音の大きさに驚いたが、ちょっと矛盾しているようにも。
 2時間見学して戻って来たら12;30。意外に早かった。

 最後の見納めに又街中のあちこちのお店を再度のぞいてまわる。
 お昼をドンコイ通りの「ベトナムハウス」で食べた後のお茶はおしゃれなカフェ「ラフネソレ」で。
ここはガイドブックに良く載っていて毎回探すのだけれど見つからなかった所。今日こそは!
 確かこのあたり、と思っていたら、おじいさんが「あそこの階段を登って」と教えてくれた。
 いやあここはきっと違うよ、と思わせるような壊れかけた階段とペンキのはげた壁。この先にそんなおしゃれなところがあるかな? と疑ってしまう。
 が2階へ上がってドアを開けると天井の高い素敵なインテリアの空間が現れた。 ゆったりとくつろげるユースドの家具は良い雰囲気で、ベトナムのイメージをまた変えさせる。 美味しいお茶が疲れを癒してくれた。

 行きたかった所もチェックしてどうにか、回れた。まあどうにか目標達成かな? 2人ともすこぶる体調も良くて、良い旅だった。

   私の歩きにけなげにくっついて回ったHOURYはさぞかし疲れた事でしょう。(もう2度と付いて行きたくない!と言われそう。)  
ベトナム雑貨ラフレソネ
               ラフレソネ
 明日の今ごろは日本か〜、と思うと嬉しいようなもう少し居たいような。 まあ次回の楽しみとして取っておいても良いかな? 最後の時間まで通りの雑踏を楽しんだ。

 23:00タクシー予約。 1:15のベトナムAIR福岡便に乗り込む。
万歩計 17842歩

<HOURY>
 いよいよ今日がベトナム最後の日。振り返れば今回は本当に充実した9日間だった。いろいろと面白い体験もできたし。 日本での生活を忘れてしまいそうになるくらいに刺激的な毎日、日本に帰ったらまたきっと戻ってきたくなるんだろうな。
 今の気持ちを例えるならば、スキーに行ってやっと楽しく滑れるようになったのに帰らなければならない・・・そんな感じ。 やっぱり寂しい。

 ● 4月27日(火)                                            -帰国-

 福岡への直行便はなんと乗客17名のガラガラ状態。鶏インフルエンザの影響か、はたまたベトナムブームは終わってしまったのか。 せっかく直行便が飛んでくれるようになったのだから、願わくば撤退するようなことだけはしないでほしいのだけれど。

 深夜便はただ寝るのみ。と言っても日本時間の3:00に乗り込み、6:00に起こされ朝食、 7:30着だととても眠れはしない。頭がぼーっとした状態で無事福岡空港に着いた。

 福岡は気温17度。寒い!ほんの5時間前は38度くらいの所にいたので余計に寒く感じる。 そして昼からは12度まで下がり、動けなくなってしまった。4月なのに夏日が続いた出発の頃。 どうしてこんなに寒くなったんだろう?

 我が家に着いてたまったメールのお返事、荷物の片付け、落ち着く間もなくするべき事がたくさん。
 寝不足で頭が働かない状態で処理していくと、あっと言う間に日常の生活に戻ってしまっていた。 あの夢のような日々がうそだったように。

 久しぶりの暑いお風呂に入って、美味しい緑茶を飲んでほっと一息。日本も良いけど、又行きたいな〜。


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